オーストラリアのマウント・パノラマ・サーキットで開催された2025年IGTC開幕戦『マグアイアーズ・バサースト12時間レース』 SROモータースポーツ・グループは6月27日、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの2026年カレンダーを発表した。
金曜日に行われたSROの年次記者会見で明らかにされた来季2026年のレーススケジュールは、今年のそれとほぼ変更がないものの、オーストラリアで行われる開幕戦とニュルブルクリンク24時間については例外となっている。
マウント・パノラマ・サーキットを舞台に行われるバサースト12時間レースは来年、2月13〜15日に開催される。この新日程は、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦『デイトナ24時間レース』の翌週末に開催されていた過去数年のものとは異なるものだ。
注目すべきは、この新しいスケジュールにより、2月6〜8日にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されるAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズ最終戦とのバッティングを避けることができることだ。
「2026年の開催日程が確定し、マグアイアーズ・バサースト12時間レースがふたたびオージー(オーストラリア)・モータースポーツシーズンのオープニングレースとなることを大変嬉しく思う」と語るのは、イベントディレクターのシェーン・ルジス。
「我々はパートナー各社と協力し、国際的なチームやドライバーの参戦意欲を高めるとともに、地元を拠点とするスタードライバーがグリッドに並ぶことができるよう尽力してきた」
「世界的なGTレースがますます盛り上がりを見せるなか、国内外からさまざまなチームやドライバーが集結することを期待している」
オーストラリアでの開幕戦後、シーズン第2戦はドイツが誇る“聖地”ノルドシュライフェにて、通常の開催時期である5月中旬に第2戦ニュルブルクリンク24時間が行われる。
第3戦のスパ24時間は6月の最終週だ。これは今季2025年のカレンダーで見られた、ふたつの24時間レースが2週間というきわめて短い期間内に連続開催される事態を回避していることを意味する。
今年復活した鈴鹿1000kmは引き続きIGTCのカレンダーに残り、9月11〜13日に開催される予定だ。そして、10月上旬に行われるインディアナポリス8時間レースは、引き続きGTワールドチャレンジ・アメリカとのジョイントイベントとして、シーズンのフィナーレを飾ることとなっている。
■IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ 2026年スケジュール
Round/Date/Event
Rd.1/2月13〜15日/バサースト12時間レース
Rd.2/5月14〜17日/ニュルブルクリンク24時間レース
Rd.3/6月25〜28日/クラウドストライク・スパ24時間レース
Rd.4/9月11〜13日/鈴鹿1000km
Rd.5/10月8〜10日/インディアナポリス8時間レース
[オートスポーツweb 2025年06月27日]