20th Centuryの坂本昌行(53)が27日、都内でミュージカル「ブラック・ジャック」(6月28日から、東京・IMM THEATERなど)のフォトコール&取材会に出席した。
連載開始から50年以上の時を経た今もなお愛される不朽の名作。そのミュージカル化に坂本は「正直どうミュージカルに変わるのか想像つかなかった」と吐露。稽古期間は演出家の描く理想にカンパニー一同で食らい付いたという。注目のシーンは、緊張感の続く物語を和ませるピノコ役の矢吹とのかけあい。「唯一ピノコが明るい空気をかもしだしてくれて一瞬の温かさを味わえる」と30歳下の相棒となった矢吹に感謝。「ピノコのシーンになると年配のスタッフさんがいい顔するんです。ピノコが裏の主役です」とたたえた。
その矢吹は今回がミュージカル初挑戦。ゲネプロではピノコの愛らしい姿を生き生きと表現し「本番になったらピノコとして生きるだけなので楽しんでいけたら」と意気込む。注目は医療シーンでの坂本の手さばき。「間近で見ていて本当にすごい。実際に(監修指導の)先生も教えに来ていただいて、それをできる坂本さんがすごいなと」と尊敬のまなざしを向けた。
ブラック・ジャックのライバル役、ドクター・キリコは味方良介(32)が演じる。2年ぶりの舞台出演に「稽古の難しさ、俳優の難しさを改めて感じました」とかみしめ「生きること死んでいくこと、さまざまなことを考えさせられてすごく貴重な時間でした」と稽古期間を振り返った。
今作は「命の価値」「再生」をテーマに、生演奏の音楽に包まれるミュージカル作品として東京、名古屋など全国6都市で上演される。坂本は「命というテーマを掲げて考えさせられる時間もありました。どのように皆さんが受け止めてくれるのか楽しみにしています」と願った。
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