鈴木亮平、火山が噴火した島から脱出「日本映画では聞いたことがないスケール」火山灰降らせ撮影

0

2025年06月28日 05:01  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

「劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション」キックオフイベントでファンに手を振る鈴木亮平(撮影・村上幸将)

鈴木亮平(42)が27日、沖縄県那覇市で行われた主演映画「劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜南海ミッション」(松木彩監督、8月1日公開)キックオフイベントに登壇。オペ室を搭載した特殊車両を駆使し、救命救急に挑む医療チームを描いたシリーズの舞台は、21年7月期のTBS系ドラマの東京、23年の映画第1作の横浜を経て、沖縄と鹿児島の島々へと拡大。鈴木は「全国に世界線が広がった感動がある」と手応えを口にした。


「待っているだけじゃ、助けられない命がある」と、危険も顧みず最前線に飛び込む医師・喜多見幸太が帰ってきた。演じる鈴木は「コロナ禍で始まり、医療従事者はヒーローというコンセプトの元、ヒーローもののような医療ドラマを作ろうと始まった」と改めて作品の経緯を語った。


昨年11月から1カ月、沖縄で撮影された今作は、離島に対応できるMERの誘致活動を受けて試験運用中の南海MERと、指導で派遣された喜多見と菜々緒(36)演じる看護師長・蔵前夏梅の奮闘を描く。特殊車両も島々を巡るフェリーに乗せるため設備が少なく、住民との連携が活動を支えることが物語のポイントにもなっている。鈴木は「医療従事者だけではなく、他の誰かを助ける1歩を踏み出す勇気を持てる人はヒーローだと感じられる映画」と、時代に即して作品のテーマも進化したと強調した。


3日前に完成した作品の最大の見どころは、火山が噴火した島からの脱出だ。自然に返るエコ素材で作った火山灰も降らせて撮影しており、鈴木が「日本映画では聞いたことがないスケール」と言えば、菜々緒も「日本の映画なのかなと思うくらいの迫力とリアリティー」と太鼓判を押した。


◆TOKYO MER南海ミッション 都知事直轄のTOKYO MERが評価され札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡にMERが誕生も、注目された南海MERは試験運用の半年で緊急出動の要請はゼロ。管轄する厚労省内で廃止が決定的な中、鹿児島県諏訪之瀬島で火山が噴火し初出動が決まる。溶岩が村を焼き尽くし、噴煙で上空からの救助も不可能。海上自衛隊や海上保安庁の到着も数十分後と絶望的な中、南海MERは取り残された79人全ての命を救う絶体絶命のミッションに挑む。

    ニュース設定