物語の序盤に主要キャラの幼少期を描くことが多い大河ドラマ。そこに登場する子役の演技力は作品の評価を大きく左右する。視聴者のなかにも、とても子どもとは思えない子役の演技に圧倒されたことがある人は多いのではないだろうか。
そこで本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」にて、ドラマ好きな20〜70歳の男女500人を対象に「大河ドラマですごかった子役」についてアンケート調査を実施した。
第3位に選ばれたのは、加藤清史郎(23)。
加藤といえば、8歳の時に出演したトヨタ自動車のCM「こども店長」が印象的な子役出身の俳優。同年に出演した大河ドラマ『天地人』(NHK)では、主人公・直江兼続の幼少期を好演したことでお茶の間の注目を集めた。
幼い兼続が「わしはこんなとこ、来とうはなかった」と泣き叫ぶシーンでは、加藤の台詞回し、表情、泣きの演技が大きな話題を呼び、NHKに「あの子役は誰?」と電話が殺到したという。アンケートでも『天地人』で加藤が見せた圧巻の演技に、「すごさ」を感じたという声が多く寄せられた。
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《自然で感情が豊かなのがすごいと思いました》
《可愛さもありながら、感情表現が上手だと思った。またインタビューでも「演技が好き」とはっきり目標や考えを述べていて、すごいなと思ったから》
《「わしはこんなとこ、来とうはなかった」と泣き叫ぶシーンが印象的だったからです》
《大人の俳優と遜色がなかったから》
続いて、第2位に選ばれたのは神木隆之介(32)。
12歳で主演を務めた2005年の映画『妖怪大戦争』が高く評価され、子役にして日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した神木。同年出演した大河ドラマ『義経』(NHK)では、主人公である源義経の幼少期・牛若を演じた。
このときの神木の演技はNHK内でも高く評価されていたという。2012年の大河ドラマ『平清盛』(NHK)で、神木は源義経役として抜擢。別作品で成長前後の同じ役を演じるのは、極めて異例と言えるだろう。制作側にそれほどのインパクトを与えた神木の演技は、お茶の間にも強い印象を与えたようだ。アンケートでも、神木の表現力と「何年経っても記憶に残る」演技を絶賛するコメントが多く見られた。
《何年も経っているが記憶に残っているため》
《豊かな表現力が素晴らしかった》
《出演しているだけで安心感を持てた》
《牛若丸を演じた神木さん。演技力が抜群だった》
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そして、圧倒的得票数で栄えある第1位に輝いたのは、芦田愛菜(21)だ。
『Mother』(日本テレビ系)や『マルモのおきて』(フジテレビ系)で超・演技派子役として話題となった芦田。子どもらしく愛らしい笑顔と、大人顔負けの気遣い力。その賢さも有名で、現在は名門・慶應義塾大学に通い、学問に励んでいる。
そんな“スーパー子役”の芦田は、6、7歳の頃に大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』(NHK)にて茶々と千姫の役を好演している。同じ作品で2つの役を演じるという難易度の高い演技が求められたが、当時まだ幼かった芦田は「完璧な演じ分け」をもって応えてみせた。彼女が幼い頃から見せていた女優としての資質を「すごい」と感じた人が多かったようだ。
《表情、台詞回しとも完璧で、頭の明晰さ、天賦の才能を実感させられた》
《茶々と千姫の少女期を、きちんと演じ分けているのがすごいと思った》
《キラリと光る将来性があって、大きく飛躍すると思った》
《表面の演技だけでなく、感情など内面、心の演技もでき、驚くことが多い》
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