「イグナイト -法の無法者-」最終話(C)TBS間宮祥太朗が主演を務める「イグナイト -法の無法者-」最終話が6月27日に放送された。明かされた真実と怒涛の展開に「最高だった」「続編待ってます」といった声が上がっている。
本作は、日本の訴訟社会化と飽和する弁護士界の実態をテーマに、これまでのリーガルドラマとは一線を画す、完全オリジナルのダークリーガル・エンターテインメント。
間宮演じる今作の主人公・宇崎凌は、父親を事故で亡くしたことをきっかけに法の世界を目指す。やっとの思いで司法試験に合格するも、ことごとく事務所の面接に落ち、バイト生活を送る毎日。ひょんなことから「ピース法律事務所」への就職が決まり、一人前の弁護士になれると思ったが、そこは依頼人を待つのではなく、争いの火種があるところへ潜り込み人々に訴訟を焚きつけ、あらゆる手段を使って原告を勝訴へと導く、界隈では無法者として知られている怪しげな法律事務所だった。
「ピース法律事務所」の事務所の代表・轟謙二郎を仲村トオル、チームのムードメーカー・伊野尾麻里を上白石萌歌、秀才の現代っ子弁護士・高井戸斗真を三山凌輝が演じる。さらに、及川光博、りょう、藤田朋子、田中直樹、高嶋政伸、杉本哲太、藤崎ゆみあ、宮川一朗太ら豪華キャストが出演する。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
内閣官房長官・石倉(杉本哲太)を引きずり下ろすため、“無法者”たちの最後の戦いが始まる。宇崎(間宮祥太朗)たちは、事故を起こしたバスで自動運転システムが暴走したという記録を探すため、GIテクノロジーズの元社員・望月と接触。そこでエラーが報告されていたこと、エラーの記録が送られるシステムの監視を担当していたモビリノという会社の存在を知る。伊野尾(上白石萌歌)は裁判所の執行官らを伴い、事故当日の監視記録の保全に向かうが、証拠は消されていた。一方、石倉から弁護依頼を受けた千賀(田中直樹)は、GIテクノロジーズ社長・宝田(田中幸太朗)と手を組み水面下で動いていた。真実が明らかになるまであと一歩となった矢先、宇崎の“正義”までも揺るがす想定外の出来事が降りかかり…というのが最終話のストーリー。
宇崎の家を訪ね、訴えを取り下げるよう告げる石倉に対し、「お金のために裁判しているわけじゃありません」と言い放つ純子に「宇崎ママかっこいい!」と絶賛の声が相次いだのも束の間、純子が何者かに刺されるまさかの展開に「えっ?」「ひどすぎる」と動揺する声で溢れた。まさかの事態に落ち込む宇崎に対し、轟はまだ1人戦える人間が残っていること、宇崎に焚き付けられた仲間が真実を手に入れようとしていることを告げ「まだ裁判は終わっていない」「お前の中にあるそのまっすぐな正義にだけは絶対に嘘をつくな」と宇崎を焚き付ける。この展開に「涙止まらん」「最高のチーム」という声が上がり、4人が法廷に向かう姿に「きた!」「かっこいい」「負けるな!!」と盛り上がりをみせた。
裁判当日、GIテクノロジーズの元社員・望月は全てのエラーの解消はできていなかったこと、わずかな確率で自動運転モードが作動する可能性があったこと、まだ世に出すべきではなかったと証言。しかし、被告側は望月が退職した後に問題は解消されたこと、監視システムには記録が残っていないと主張する。
しかし、原告側はエラーの記録を証拠として提出する。これまで焚き付けてきた賠償金でモビリノを買収し、消されたデータを復旧させたのだった。一方、闇カジノで高井戸と浅見は解剖医・久野に接触。久野によって、宇崎の父・裕生に薬物反応は出ていなかったと書かれた陳述書を証拠として提出する。さらに宇崎は、GIテクノロジーズの大株主に石倉の妻の会社があること、隠ぺいするために父・裕生に罪を着せたことを明らかにした。怒涛の展開に「何、この伏線回収の疾走感」「スカッとする」「爽快感すご」と絶賛する声が相次いだ。
裁判終了後、宇崎と轟が石倉と対峙する姿や石倉辞任のニュースが流れるシーン、宇崎と母・純子が父・裕生のお墓の前で手を合わせるシーンなどが映し出された。そして、ラストにはピース法律事務所のメンバーがとある村を訪ね、村長に「訴訟しますか?」「争いは起こせば良いんです」と告げる姿も映し出され、SNSには「また焚き付けてる」といった声が上がった。また、放送終了後も「面白かった」「最高だった」「続編待ってます!」などの声が相次いだ。
(シネマカフェ編集部)