『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』© 練馬ジム | LINE マンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会原田泰造、中島颯太(FANTASTICS)、城桧吏、大原梓、東啓介、松下由樹、富田靖子ら、“おっパン”ファミリーが総登場する『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』。それぞれが新たなアップデートに挑むオリジナルストーリーが展開される本作から、ドラマのふり返りと初解禁の本編映像が詰め込まれた特別映像が解禁された。
古い常識や偏見で凝り固まった“おっさん”がLGBTQ+、推し活、二次元LOVE、メンズブラ……といった新しい“常識”に出会ったことで、少しずつアップデートしていくロールプレイング・ドラマとして、大きな話題を呼んだ本作。
この度、「おっパン」をおさらいできる特別映像が解禁。初出しとなる映画の本編映像だけでなく、ドラマからの軌跡をふり返ることができる映像となっている。
映像冒頭では、ドラマのふり返りの名シーンである、アップデート前の誠(原田泰造)が部下に対してパワハラ発言を連発し、息子・翔(城桧吏)がネイルをしていることに対して「爪なんか塗って、気持ち悪い」と好きなことを頭ごなしに否定し、会社からも家族からも嫌悪されていた誠の様子が。
ある日、階段から足を踏み外して転びそうになったところを大地(中島颯太)に助けられるが、大地がゲイであることを知り、心ない言葉を投げてしまう。そんな誠が大地との出会いをきっかけに、本作のタイトルにもなっている「おっさんのパンツがなんだっていい」のと同じように、心の性別や“好き”の多様性を誠が自分なりに理解し受け入れようとしていく銭湯でのひと幕など、印象深いドラマのシーンが多数映し出されていく。
ドラマ版で順調にアップデートを重ねてきた誠だが、映画では過去の自分が犯してしまった過ちに向き合うことに…。
一方、いつもは明るく誠たちを導くような存在である大地は、パートナー・円(東啓介)と遠距離結婚になり、“普通”との違いを目の当たりにして寂しさと疎外感に包まれる姿も。
そして、「自分の息子が望む生き方を尊重したい」とゲイであることを一度も否定しなかった大地の母・美穂子(松下由樹)は、映画でもそんな大地の姿を心配しつつも常に大きな愛情で包み込む。
沖田家の面々も、「好き」に常に全力を尽くし、前進しているからこそ乗り越えなければならないハードルに直面することになる。
妻・美香(富田靖子)は、推しのボーイズグループのコンサートに行くためにパートから正社員になったものの、現代の働き方へのギャップに悩み、頑張って生きてきた自分らしさを忘れかけてしまう。
息子・翔は「男らしさ」に違和感を感じて退部した野球部の仲間のピンチを救おうと奮闘する中で、性別のせいで“好き”を諦めていた野球好きの少女と出会い、同じ悩みをもった自身の経験を踏まえて自分なりに彼女と向き合おうとする。
娘・萌(大原梓)は、これまでのBLの二次創作ではなく、初のオリジナル作品で同人誌イベント「コミック・カーニバル」への出品を決意。上手く描けず苦しみながらも、好きだからこそ中途半端に投げ出すことができなかった萌の姿を見た伝説の編集者・鎌田(トータス松本)の言葉に心打たれ、涙する場面も。
それぞれが、乗り越えなければならないハードルに全力で向き合う姿をとらえた、本編への期待がさらに高まる映像に仕上がった。
本編には「ウルフルズ」の挿入歌「おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!」にあわせて原田がダンスを踊るエンドロールなど、「おっパン」らしいクスッと笑える遊び心溢れる場面も多数となっている。
『映画 おっさんのパンツはなんだっていいじゃないか!』は7月4日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)