まさかの予選Q1敗退から、決勝では牧野の連続オーバーテイクで3番手まで順位を上げたSTANLEY CIVIC TYPE R-GT。最終的にはペナルティで5位に。 セパン・インターナショナル・サーキットで行われた2025スーパーGT第3戦決勝。中高速コーナーが多くて前にマシンがいるとダウンフォースが抜けやすく、フルブレーキングが少ないコース特性などの影響で、レースはなかなかオーバーテイクシーンが難しい展開となったなか、GT500クラスで5台を追い抜く活躍でレースを盛り上げたのがSTANLEY CIVIC TYPE R-GTの牧野任祐だ。
まずはModulo CIVIC TYPE R-GTをパスすると、続いて38号車KeePer CERUMO GR Supraとのバトルへ。何度も仕掛けるがなかなか抜ききれない展開が続くなか、29周目の14コーナーで並びかけて並走状態で最終コーナーに入った。ブレーキングの時点で牧野が駆る100号車はアウト側にいたが、クロスラインをとってコーナー脱出時にはイン側に。しかし、ここでアウト側の38号車の大湯都史樹と接触しながら押し出すかたちとなり、10秒加算のペナルティが課せられた。
まずは、49周目の9コーナーで17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTをインから追い抜くと、続く19号車WedsSport ADVAN GR Supraに関しては「19号車は14コーナーでインに入って、そのままバックストレートは並んだまま行きました。最終コーナーを立ち上がっても並走して、(50周目の)1コーナーで前に出ました」と牧野。残り2周の14コーナーではTSR IMPUL with SDGs Zを攻略して3番手フィニッシュを果たした。