2025年F1第11戦オーストリアGP ポールポジションを獲得したランド・ノリスと予選3番手のオスカー・ピアストリ(マクラーレン) 2025年F1オーストリアGPの予選で、マクラーレンのランド・ノリスはポールポジションを獲得、オスカー・ピアストリは3番手だった。
ノリスは金曜FP1をルーキー起用規則により欠場した後、FP2、FP3、予選Q1からQ3まですべてトップタイムを記録。Q3では2番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)に0.521秒、3番手のピアストリに0.583秒の大差をつけて、今季3回目のポールポジションを獲得した。2番手との差は今シーズン最大のギャップだった。
ノリスはQ3最初のランで1分04秒268により暫定トップに立ち、最後のランで1分03秒971と大幅にタイムを削ることに成功した。今週末、一貫してノリスに太刀打ちできずにいるピアストリは、Q3で暫定3番手となった後、最後のラップではイエローフラッグの影響を受けたことで、ノリスに挑戦するチャンスを失った。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)FP3 1番手(1分04秒324/21周)予選 1番手(Q1=1番手1分04秒672:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分04秒410:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分03秒971:ソフトタイヤ)
「確かに良いラップだった。少しずつ、という感じでここまで来た。Q3の1回目のアタックでも良い走りができたと感じていたが、もう少しうまくまとめられれば、もっとタイムを稼げる箇所がいくつかあることは分かっていた。そして実際に、それをやってのけたんだ」
「計画していたとおりに走れて、それがうまくいったときは、たいていとても良い結果になる。とても満足しているよ。今日は良い一日だったし、今のところ週末全体がうまくいっているから、この流れを維持できればと思っている」
「予選では何度かとても難しい瞬間を経験しただけに、今うれしく思っている。今日のようなラップを決め、週末を通じて良いパフォーマンスを出せていることに満足だ」
「明日は長いレースになる。だけど、何よりシーズン自体が長い。今日の結果にはとても満足しているが、こういうことができるということを、繰り返し自分自身に対して証明していきたい。これがその始まりに過ぎないのだといいね」
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)FP3 2番手(1分04秒442/20周)予選 3番手(Q1=2番手1分04秒966:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分04秒556:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分04秒554:ソフトタイヤ)
「問題だったのは、(イエローフラッグの影響で)そもそもアタックを始めることすらできなかったことだ。(ピエール・)ガスリー(アルピーヌ)が最終コーナーでスピンしたため、僕は2回目のアタックラップを始めることすらできなかった」
「ランドは今週末ずっととても速かったので、彼を打ち負かすのは簡単ではなかっただろうが、それでも僕たちのマシンにはフロントロウに並ぶのに十分な速さがあったと思っている。だから、アタックのチャンスさえ得られなかったのが本当に残念だ。それでもこの位置からでも良いレースをすることは可能だ。時には、うまくいかない日もある」
「(レースでポジションを上げられるチャンスは)間違いなくあると思う。今週末の僕たちのペースはとても強力に思えるからね。フェラーリのペースも良さそうだったのは少し驚きだったが、それでも明日にチャンスが残されていると思う。3位で終わるつもりはない。それだけは確かだよ!」
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[オートスポーツweb 2025年06月29日]