2025年F1第11戦オーストリアGP シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトン(フェラーリ) 2025年F1オーストリアGPの予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番手、ルイス・ハミルトンは4番手を獲得した。今回フェラーリは、アップデートコンポーネントとして、フロアフェンス、フロアボディ、フロアエッジ、ディフューザーの変更を申告している。
ふたりとも順調に予選を戦い、Q3では新品ソフトタイヤ2セットを使用することができた。その結果、ルクレールは、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリのマクラーレン勢の間に割って入る2番手で、モナコGP以来のフロントロウを確保。ハミルトンも4番手と、フェラーリにとって、今季モナコに並ぶ予選ベストリザルトとなった。
なお、Q2ではハミルトンがターン10でワイドになった影響で、トラック脇の芝生に火災が発生、セッションが赤旗中断となるという事件があった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリHP)FP3 4番手(1分04秒574/20周)予選 2番手(Q1=12番手1分05秒197:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分04秒734:ソフトタイヤ/Q3=2番手1分04秒492:ソフトタイヤ)
「とても満足している。フロントロウからスタートするのはモナコ以来、久しぶりのことだ。今シーズンは全体的に厳しい時期が続いているけれど、チームはずっと努力し続けてくれている」
「今週末はいくつか新しいパーツを投入した。それが間違いなく効果をもたらしたと思う。ギャップを見ればわかるように全体的に差が非常に小さく、それはチームのおかげであり、僕自身、自分のラップにもとても満足している」
「僕たちは通常、予選よりもレースの方がマシンのパフォーマンスが良い。だから、明日はマクラーレン勢にもう少しプレッシャーをかけられるといいなと思っている」
■ルイス・ハミルトン(スクーデリア・フェラーリHP)FP3 5番手(1分04秒790/23周)予選 4番手(Q1=7番手1分05秒115:ソフトタイヤ/Q2=8番手1分04秒896:ソフトタイヤ/Q3=4番手1分04秒582:ソフトタイヤ)
「少しずつ前進している。別のサーキットに行くたびに、新しいタイプのマシンで走るようなもので、以前乗っていたマシンとは特性がまったく異なるので、毎回ショックを受け、驚かされる」
「できるだけ早く学習して、このマシンにすでに慣れているドライバーに追いつこうと急いでいる状態だ」
「今週末はアップグレードも導入された。とてもポジティブなものだった。それからチームは予選全体を通して素晴らしい仕事をしてくれた。ポジショニングなど、すべてが素晴らしくて、運営面では今までで一番良かったと思うから、満足している」
[オートスポーツweb 2025年06月29日]