2025年F1第11戦オーストリアGP 角田裕毅(レッドブル) 2025年F1オーストリアGP決勝で、レッドブルの角田裕毅は18番グリッドからスタートし、16位という結果だった。
1周目を終える時点で3台がリタイアしていたため、角田は15番手を走行。ファーストスティントでランス・ストロール(アストンマーティン)を抜き、10番手まで上がった後、18周目にピットイン、タイヤをミディアムからハードに交換した。
セカンドスティントは最後尾16番手からスタート。フランコ・コラピント(アルピーヌ)をオーバーテイクしようと試みるなかでターン4で接触が起き、フロントウイングにダメージを負い、その直後の30周目にピットイン、ウイングを交換し、タイヤはミディアムに換えた。
再び最後尾からレースを再開。コラピントとの接触に関しては、審議対象になり、スチュワードは、角田に全面的な責任があると判断し、10秒のタイムペナルティとペナルティポイント2点を科すことを決めた。角田裕毅は15番手走行時の60周目にピットストップを行い、ペナルティを消化、ソフトタイヤを履いて、最後尾16番手でコースに復帰。そのポジションで、リーダーから2周遅れでフィニッシュした。
角田は、ストロールをオーバーテイクした際に、彼をコース外に押し出した疑いで調査されたが、これについてはペナルティを受けなかった。
■角田裕毅(オラクル・レッドブル・レーシング)決勝=16位(68周/70周)18番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム→ソフト
「まず最初に、フランコに謝りたいと思います。彼に対するあの動きは少し不必要なもので、自分のミスでした。そして、その接触によってマシンに損傷を与えてしまい、チームに時間的損失も生じさせてしまったことを、申し訳なく思っています」
「今日は全体的に厳しい一日でした。正直に言うと、今自分が何を間違っているのか分かりません。このマシンでうまくいかない理由を見つけるのはとても難しいです」
「1ラップのペースは改善してきていますが、ロングランのペースに関しては、タイヤが周回ごとに、とても速いペースで劣化していくように感じます。路面がタイヤをすり減らしているような感覚があり、現時点でその理由を見つけるのは本当に難しいです」
「チームと一緒にデータを見直し、もっと掘り下げて、違ったアプローチを探したいと思っています。うまくやろうと努力しています。もっと深く掘り下げて原因を見つけるために、これまで以上に努力していきます」
「自分自身に集中する必要がありますし、もっと改善したいと思っています。とてもフラストレーションがたまる状況ですが、今自分が置かれているこの状況を受け止め、自分自身で解決しなければならないと思っています」
「同時に、パフォーマンスを引き出すための鍵を見つける必要があります。それが技術的なことなのか、このマシンへの取り組み方なのかは分かりませんが、必ず見つけ出したいと思っています」
(レース直後のインタビューで語り)「正直言って、フランコへのあの動きは少し不必要だったと思います。もう1周待てたかもしれません。あれはかなり悪い動きでした」
「それ以外でも、ペース自体がかなり悪かったです。正直に言って、自分が何を間違っているのか分かりません。もっと詳しく見直す必要がありますが、本当に、自分が何を間違ってこんなに遅く走っているのか、その理由を見つけ出すのは非常に難しいです」
「もっとデータを見直していきます。さらに調査する必要があります。そして、自分のドライビングスタイルを変えられるかどうか、あるいはマックス(・フェルスタッペン)が自分と違うやり方でやっていることから何かを取り入れられるかどうかを調べ、何であれ、何から何まですべて試して、改善を続けていきたいです」
https://twitter.com/F1/status/1939322470328082683
[オートスポーツweb 2025年06月30日]