
【動画】止まらない炎上と深まる謎…『俺ではない炎上』スピード感あふれる本予告
浅倉秋成による同名小説を映画化した本作は、SNSで根拠の乏しい情報が<真実>となり大きな事件へと発展する、現代の冤罪(えんざい)の恐怖を描く。
この度本作に、芦田愛菜、藤原大祐、長尾謙杜、夏川結衣らの出演が明らかに。
芦田が演じるのは、山縣(阿部)を追う謎の大学生・サクラ。本作で阿部と初共演となった芦田は「もしかしたら明日自分の身に起こるかもしれない、他人事とは思えない、そんな話なのではないかと思いました」とコメント。
藤原は、サクラと同じ大学に通い、インフルエンサーとして活動する大学生・住吉初羽馬を演じる。「現代の風刺とも取れるこのような作品に携われることになり、嬉しさと同時に責任感を大きく感じています」と意気込む。
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山縣の妻・芙由子を演じるのは、夏川結衣。「SNSというものの便利さと、それ以上の危うさを改めて感じさせられました」とコメントを寄せている。
さらに、三宅弘城、橋本淳、板倉俊之、浜野謙太、美保純、田島令子ら個性豊かな実力派俳優陣が脇を固め、物語に奥行きを与える。
今回解禁されたのは、スピード感あふれる展開と共に、物語の全容と主人公・山縣泰介の人物像が明らかになる本予告映像。
大手ハウスメーカーの営業部長・山縣泰介(阿部)は、ある日突然、SNS上で個人情報を晒され、殺人犯に仕立てあげられる。身に覚えのないことに混乱する山縣だったが、ネットにはまとめサイトが立ち上がり、「たいすけ」というアカウント名で投稿されたが記事が山縣のものとして一気に拡散。否定を続ける山縣をよそに、ネット民の言動は徐々に過激になり、日本中が敵になっていく。
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「あんたが諸悪の根源だからだろうが!」と誰かに怒り叫ぶサクラ(芦田)、「どうして僕がこんな目に」と嘆く初羽馬(藤原)、車の中の人物を見つめる青江(長尾)、「主人がやったんでしょうか」と泰介への疑念を払しょくできない妻の芙由子(夏川)。彼らはこの事件にどう関わっているのか。「唯一助かる方法があるとすれば、選ぶべき道は一つだけ。逃げる。逃げ続ける。それだけです。私はあなたに逃げ切ってほしい」と泰介宛に書かれた手紙は誰からなのか。そして、#ネタバレ厳禁の衝撃結末とは――。
併せて公開された本ポスタービジュアルは、主人公・山縣泰介(阿部寛)を、激しく燃え盛るSNSの炎上模様や彼を取り巻く登場人物たちが取り囲む、強烈なインパクトを与えるデザイン。中央には「えっ、SNSで人生終了――!?」という山縣の運命を予感させるキャッチコピーが添えられ、現代社会の誰もが直面しうる恐怖をあおる。
彼を囲む炎上投稿群をよく見ると、主人公の個人情報を特定する情報に加え、「#この男が犯人です」「泰介オワタ」「人生終了!!!!!!」といった、刃物のような鋭利な言葉が。追い詰められた山縣が見据えるその先には、一体何が待ち受けているのか?キャラクター陣の笑顔もどこか不気味さが漂い、一体誰が泰介をハメたのか気になる、本作への興味を掻き立てるビジュアルとなっている。
映画『俺ではない炎上』は、9月26日より全国公開。
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<コメント全文>
■芦田愛菜(サクラ役)
現代において、SNSはとても身近で、何気ない投稿が、ある日突然自分の生活や誰かの生活、そして世の中までを変えてしまうということは、もしかしたら明日自分の身に起こるかもしれない、他人事とは思えない、そんな話なのではないかと思いました。
私自身、オンライン世界とオフライン世界、双方の人間関係のあり方について改めて考えさせられました。映画を見終わった後に、家族や友人など自分の大切な人たちと直接会って話したい、と思っていただける作品になっていたら嬉しいです。
■藤原大祐(住吉初羽馬役)
住吉初羽馬(すみよし・しょうま)を演じさせていただきました、藤原大祐です。今作は、たった1件のリポストで、1人の男性の人生が一変してしまうストーリー。現代の風刺とも取れるこのような作品に携われることになり、嬉しさと同時に責任感を大きく感じています。
初めて台本を手にした時、とても他人事のようには思えず、SNSが発達した現代において誰しもが経験し得る「現実的なフィクション」であると思いました。それぞれの正義が多角的にぶつかり合い、炎のように燃え上がっていく姿がたくさんの方に届くと嬉しいです。
■長尾謙杜/なにわ男子(青江役)
この作品には、「現代で問題視されていること」が、たくさん詰まっています。本当か嘘かわからない情報で、他人のことを悪く言ったり書いたりする。そして、その影響がその人に出るのかを、映像を通してエンターテイメントとして楽しんでいただけると思います! どうぞお楽しみに!
■夏川結衣(山縣芙由子役)
台本を頂き、読み進めると直ぐに『俺ではない炎上』の世界に引き込まれていきました。SNSというものの便利さと、それ以上の危うさを改めて感じさせられましたが、何よりも主人公の山縣泰介には引き込まれます。「自分は悪くない!」という強い思いがある。ですが、実は、自分が思う自分と他人や家族が感じている山縣泰介にはズレがある事わかっていく。これは誰にでも少なからずある事ではないでしょうか。逃亡を続ける山縣泰介が辿り着く先に何があるのか、犯人は誰なのか、皆様、お楽しみください。