ジョナス・フォルガーと濱原颯道を起用。S-PULSEの生形秀之、鈴鹿8耐最後のチャレンジに強力布陣

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2025年06月30日 17:00  AUTOSPORT web

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2025鈴鹿8耐:S-PULSE DREAM RACING
 今シーズン限りで現役を退くことを表明している生形秀之。その生形が率いるS-PULSE DREAM RACINGの鈴鹿8耐ラインナップが6月30日(月)に発表された。

 なんとジョナス・フォルガーを起用! 事前テストに参加していた濱原颯道、そしてチーム代表兼ライダーの生形というトリオで2025年の鈴鹿8耐に挑むことになった。

「今年、鈴鹿8耐にエスパルスドリームレーシングと共に参加できることを大変うれしく思っているよ。ずっと前から一度は行きたいと思っていた特別な場所でのレースに今から本当にワクワクしている。チームの皆様、僕を信頼してくださり本当にありがとうございます。このレースを心から楽しみ、最高のパフォーマンスを発揮できるよう全力を尽くすよ」とフォルガー。

 かつてはヤマハテック3からMotoGPクラスに参戦し表彰台にも上がったことがあったが、ジルベール症候群になり、シートを失ったこともあった。その後、Moto2で復帰し、スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)にも参戦。2023年には、GASGASテック3から代役参戦だがMotoGPクラスに6戦ほど参戦。現在は、KTM MotoGPのテストライダーを務めている。鈴鹿は初めて走ることになるが、間違いなく速いだろう。

 濱原は「生形選手の鈴鹿8耐ラストランを一緒に戦うライダーとして選んでいただき大変光栄です。速さも大事ですが、ミスなく8時間を走り切ることが大切だと思っています。皆さん、エスパルスドリームレーシングを1番に応援してください!」とコメント。

 6月に2度行われた鈴鹿テストには濱原が参加。2回目のテストにはオーストラリアスーパーバイクとアジアロードレース選手権(ARRC)ASB1000に参戦しているキャメロン・ダンカーを走らせたが、こちらは若手育成の目的の一環でもあった。

 チーム代表兼ライダーの生形は「ライダーラインナップに関しては思い通りにはいかなかったですし、非常に苦労しました。その中で、素晴らしいメンバーに恵まれたので、自信をもって鈴鹿8耐に臨んでいきます。目標は、もちろんチームとしての最高位を更新することですが、気安く言える状況はなくなって来ています。ただ、妥協はしていないですし、今、手に入れられる考え得る最善な形ができたと思います。集まってくれたチームスタッフ、そして応援してくださる全ての皆さまに感謝して目標高く取り組んでいきます」と語った。

 強力なラインナップで臨むS-PULSE DREAM RACING。これまで2度4位入賞とプライベートチームでは好成績を残している。生形の鈴鹿8耐ラストランは、どんなドラマが待っているのか!? ぜひ注目して欲しい。

[オートスポーツweb 2025年06月30日]

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