三代目JSB岩田剛典、後輩に絶対言わないようにしていること 揺るぎない“自分軸”とは「後悔しない人生を」【「DOCTOR PRICE」インタビュー】

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2025年06月30日 17:04  モデルプレス

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モデルプレスのインタビューに応じた岩田剛典(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/06/30】7月6日よりスタートする読売テレビ・日本テレビ系新日曜ドラマ「DOCTOR PRICE」(毎週日曜よる10時30分〜)で主演を務める三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(いわた・たかのり/36)にモデルプレスがインタビュー。揺るぎのない“自分軸”、後輩との向き合い方から彼の強さと優しさが見えた。(※取材は5月上旬、クランクイン前)

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◆岩田剛典主演「DOCTOR PRICE」

本作は、漫画アクション(双葉社)で連載された漫画シリーズ「DOCTOR PRICE」を原作に、ドラマオリジナルのサスペンス展開や、原作者とともに作り上げた新規エピソードを盛り込んで届ける、“痛快×医療サスペンス”。岩田は「医療過誤を起こし、自殺した父の死の真相」を追い求める主人公・鳴木金成を演じる。

◆岩田剛典、鳴木の口癖に共感

― 本作の脚本を読んでみて率直に感じたことを教えてください。

岩田:舞台は医療業界となりますが、昨今の日本の現状ともすごくリンクしていると感じました。

自分のキャラクターとしては、全然良い人ではなく、口も悪ければ人使いも荒いし、すごくマイペースで自分とは遠い役柄です(笑)。どちらかと言うと、今までは振り回される側の役を演じることが多く、振り回す側の役はあまりなかったのでやりがいを感じました。その反面、セリフの多さに舌を巻いています。専門用語のオンパレードだし、途中からナレーションなんじゃないかと思うくらい、ずっと説明しています(笑)。

― 鳴木の決め台詞のひとつ「知らなければ喰われるだけ」という言葉がとても強烈ですが、岩田さんはこの考え方に共感できる部分はありますか?

岩田:とても共感します。ベストセラーの「無恥の恥」を読んだことがあって「知らない」ことは純粋ではあるものの、生きていく上で損失することが多いと感じました。ネガティブな情報は精神面で良くないことがあるかもしれませんが、やっぱり情報は知っている方がいいと思います。特に鳴木のような、自分の目的がはっきりした人生を送っている人間は、自分が使えるものは何でも使って目的に近づきたいというマインドなので「知らなければ喰われるだけ」という言葉を教訓にして生きている人物なのだと捉えています。自分が同じようなことを考えて普段から生活しているかと言われたら違いますし、強い言葉ではありますが、共感できるところはあります。

◆岩田剛典が分析 “話術がすごい”メンバーは?

― 巧みな話術や交渉力により全てを思惑通りに進めていく鳴木にちなみ、岩田さんがこれまで出会った方の中から、話術がすごいと思った方を教えてください。

岩田:身近なところで言うと、うちのメンバーのNAOTOは、メンバー間のエピソードトークが激うまですね(笑)。ライブのMCもそうだし、メンバーいじりが上手い。起承転結も完璧に落としてくるからさすがだなと。僕はそういうスキルがないので、いつもすごいなと思っています。

― (笑)。岩田さんもNAOTOさんにいじられている印象です。

岩田:そうですね。僕はいじられ役なので、いつも身を任せている感じなのですが、それすらも楽しんでいます。あまりイライラしたり怒ったりすることがないので、みんなが楽しんでくれていたらそれでいいなと思っています。

◆岩田剛典、後輩に絶対言わないようにしていること「後悔しない人生を」

― 鳴木は様々な思いを抱える依頼人と向き合っていきますが、岩田さんご自身は友人や後輩など周囲に悩んでいる人がいたら、どんな言動を取りますか?

岩田:僕は“来るもの拒まず、去るもの追わず”スタイルなので、相談されたり何か聞かれたりしたら答えますが、後輩や年下の子たちに対して「自分の方が経験値高いから」と進言するようなことはしたくありません。そんな風に何かを言えるほどの人間ではないですし、人によってやり方も変わるので、僕のアドバイスがその人に対してフィットするかどうかも分からない。だから、経験談として自分の話はするかもしれないけど「こうした方がいいよ」ということは絶対言わないようにしています。僕自身も先輩から「こうした方がいいよ」「ああした方がいいよ」と言われたことがなくて、自分で考えて決断していく方が後悔しない人生を歩めるような気がします。だから、もし相談されることがあっても「それは僕のケースだからね」と1個前置きした上で伝えるようにしています。

― では、ご自身が悩んでいる時はどうされますか?

岩田:僕が悩んだ時に判断する基準はいつも直感です。悩んでいるフリして、実は自分の中では既に答えが決まっていて、物事の判断はすごく早いかもしれないです。僕は頑固なので、人に話したとしても、聞く前から答えが決まっていることが多く、実際は“考えている風”に過ごしていたんだなと最近思いました(笑)。でも助言をもらって、相手の意見が自分の考えと同じだった時は、より確信に変わって自信を持つことができるのでいいなとも思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール

1989年3月6日生まれ、愛知県出身。三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー。俳優としては、2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」で「第41回報知映画賞」新人賞、「第40回日本アカデミー賞」新人俳優賞・話題賞などを受賞。近年の主な出演作はドラマ「あなたがしてくれなくても」(2023)、「アンチヒーロー」(2024)、「虎に翼」(2024)、「フォレスト」(2025)、映画「聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメン VS 悪魔軍団〜」(2024)など。2025年11月に、主演映画「金髪」の公開を控える。

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