
このチャートは、J-WAVE全番組のオンエア回数、Billboard JAPAN協力の各音楽ストリーミングサービス、ダウンロード、動画再生回数、CDセールス、SNSのデータをポイント計算。番組では世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。ここでは6月29日(日)付のチャートを紹介!
10位:Mrs. GREEN APPLE『breakfast』
エントリー3週目、先週5位から5ポイントのダウン。同曲のレコーディングの舞台裏が、ミセスの公式YouTubeチャンネルで公開された。各楽器のアレンジやレコーディング、ボーカル録りなど詳細なところまで、どのようにして曲ができあがるのか、その様子を観ることができる。ボーカルの大森元貴が椅子に座りながらボーカル録りをしている姿も。9位:HAIM『Take me back』
カリフォルニアの三姉妹バンド・HAIMの『Take me back』がエントリー4週目、先週7位から2ポイントダウンで9位に。リリースされた最新アルバム『I quit』から今回72位に初登場した『All over me』に続いて2曲目のエントリーとなった。HAIMは7月25日(金)から3日間にわたって開催される「FUJI ROCK FESTIVAL '25」で来日するが、2013年以来12年ぶり2度目のフジロックとなる。デビュー翌年に同フェスに出演した際はRED MARQUEEでのライブだったが、今回は3日目となる7月27日(日)のWHITE STAGEでトリを務める。8位:米津玄師『Plazma』
先週24位から16ポイントアップで再びトップ10圏内にカムバック。同曲が主題歌のアニメ『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX』が、6月24日(火)に最終回を迎えた。放送後にSNSを更新した米津は「ジークアクスありがとうございました。この作品に関われて最高でした!」と喜びの声をポスト。さらに、アニメの映像が使われた同曲のミュージックビデオも公開された(編注:こちらのミュージックビデオには最終話の映像も含まれます。未視聴の方はご注意ください)。そんなアニメのヒット効果もあってか、オリコンが発表する上半期デジタルシングルランキングで『Plazma』が見事1位をゲット。米津はこのランキングで2018年、2019年にも1位を獲得しており、3度目の1位は史上初の快挙だ。7位:LE SSERAFIM『DIFFERENT』
現在ワールドツアー中のLE SSERAFIMの楽曲が、先週19位初登場から12ポイントアップで一気にトップ10入りを果たした。同曲は6月25日(水)にリリースされた、日本で4枚目のシングルのタイトルトラックとなる。LE SSERAFIMは6月27日(金)に放送された『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に初出演。バレエ経験者のKAZUHAは「なにか振りをやってみてよ」という、黒柳の「無茶ぶり」に見事な脚上げを披露した。黒柳のYouTubeチャンネル(『徹子の気まぐれTV』)には収録前に黒柳の楽屋に挨拶に行くメンバーの姿も公開。韓国のお菓子や韓国のりのお土産をプレゼントされた黒柳は大喜びだった。6位:Sabrina Carpenter『Manchild』
先週10位から4ポイントアップで6位に。8月にリリース予定の通算7作目のスタジオアルバム『Man's Best Friend』からの1曲だ。今回のアルバムのジャケット写真は、黒いミニドレスとハイヒールを身に着けたSabrinaが男性の足元にひざまずき、男性がSabrinaの髪の毛を掴んでいるという構図に。これに対して「明らかに性的な表現、女性蔑視だ」「なにかにつけて女性蔑視だと騒ぐ風潮を揶揄しているのでは」と、賛否両論が巻き起こっている。そんななか、Sabrinaの強い味方となっているのがCarly Simon。60年代から活動しているシンガーソングライターの大先輩で、Carly自身も1975年のアルバム『Playing Possum』のジャケットで同じような物議を醸した経験を持っている。CarlyはSabrinaのジャケット写真について「別に突飛なことをしているわけじゃないし、大人しい感じがするわ。過去にはThe Rolling Stonesの『Sticky Fingers』とか、もっと衝撃的なジャケットもあった。なぜSabrinaだけがこれほど批判されるのか、理解できないわ」と擁護している。5位:Ed Sheeran『Sapphire』
先週4位から1ポイントダウンで5位に。この日は22位の『Drive』に続く2曲目のチャートインとなった。インドの人気アーティスト・Arijit Singhをゲストに迎え、南アジアの打楽器やシタールのサウンドが加わった、国や文化の壁を超えて制作された同曲。2024年のはじめにインドを訪れたときにレコーディングしたという。現地ではミュージックビデオの撮影も実施したEd。インド滞在中に路上ライブを開催しようとしたところ、歌っている最中に地元の警察からストップが入り、警官が楽器のプラグを無理やり抜いてしまうというハプニングが勃発。Edは路上でライブする許可はとっていたと主張したが、警察側は「そんな許可は出していない」と水掛け論になってしまったそう。4位:CheChe『Spotlight』
先週から2ポイントアップで4位に。番組ではリスナーがアーティストに関するクイズに答える「逆電バスター」を実施。注目の新人バンド、CheCheのフロントマン・Haruhiに「いまスポットライトを当てたい人は誰?」と質問した答えを当てるもので、正解は「前のバイト先の先輩のアダチさん」。Haruhiは「お笑い芸人をやっている方で、僕の身近にいる人のなかでいちばん面白い方。ちょっと失礼になるのですが、いまスポットライトが当たっていない芸人さんなので、ぜひ当たってほしい」とコメントした。アダチさんの芸名は「今日からあだち!」で「ア・ダンチ」というコンビを組んでいる。3位:Mark Ronson & RAYE『Suzanne』
11ポイントアップで一気に3位に。スイスの高級時計ブランド・オーデマ ピゲの創業150周年を記念して制作された『Suzanne』は、MarkとRAYEの初コラボ作。RAYEは「BRIT Awards 2024」で史上最多となる6部門受賞の快挙を成し遂げたあと、オーデマ ピゲのブランドアンバサダーに就任。一方のMarkは2022年から同ブランドのアンバサダーを務めており、今回のコラボが実現した。ふたりのつながりはこれだけではなく、RAYEはまだソングライターとして駆け出しのころ、Markがロンドンに設立したレコーディングスタジオを使い、いつかMark本人と仕事ができる日を夢見ながら曲作りを行っていたそう。2位:HANA『Burning Flower』
エントリー3週目、先週と変わらずトップ目前の2位に。この日は2025年上半期ラストの放送となったが、HANAのメンバーに今年の上半期に起きたいちばんの事件を訊いてみたところ、メンバー最年少16歳のMAHINAは「イベントでケータリングをもらいに行くとき、スタッフの方から『“顔パス”で行けるよ』と言われ『え、私“顔パス”なんてパス持ってない、どうしよう』と困ってしまいました」とエピソードを明かした。そんなHANAは最近「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」や「VIVA LA ROCK」などの主要フェスにも出演し、8月には「SUMMER SONIC」への出演も決定している。1位:藤井 風『Hachikō』
先週初登場1位から2連覇を達成。同曲は9月リリース予定の全編英語詞の最新アルバム『Prema』に収録されている。この夏、海外でライブに多数出演する藤井。7月4日(金)にデンマークで行われる「Roskilde Festival」への出演を皮切りに、ヨーロッパツアーがスタートし、8月には北米ツアーも控えている。2025年上半期最後のナンバーワンは藤井となったが、1位だけを見てみると今年の前半は邦楽が優勢だった。5月、6月のチャートはすべて国内アーティストが1位をゲット。2025年後半戦は海外アーティストの巻き返しがあるのかにも注目したい。■今週のTOP10
1位:藤井 風『Hachikō』
2位:HANA『Burning Flower』
3位:Mark Ronson & RAYE『Suzanne』
4位:CheChe『Spotlight』
5位:Ed Sheeran『Sapphire』
6位:Sabrina Carpenter『Manchild』
7位:LE SSERAFIM『DIFFERENT』
8位:米津玄師『Plazma』
9位:HAIM『Take me back』
10位:Mrs. GREEN APPLE『breakfast』
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
番組情報
SAISON CARD TOKIO HOT 100
毎週日曜
13:00-16:54
クリス・ペプラー
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