6月25日、自身初の写真集『水平線』(集英社)を発売した元フジテレビアナウンサーの渡邊渚(28)。28日に更新したインスタグラムでは、イベントのため写真集にサインを入れたことを明かすと共に、こんな思いを綴った。
《両親には、この2年とても苦しい思いをさせてしまいました。事実を知った時の父の涙は忘れられず、脳裏に焼き付いています。
PTSDになったこと、せっかく就職した会社を辞めることなど、受け止め切れない現実をたくさん突きつけてきてしまったし、きっと娘にこんな人生を歩んでほしくなかったと思います》
渡邊は’23年6月に体調を崩し、翌月から入院生活を開始。翌年8月にフジテレビ退社を報告し、同年10月にPTSD(心的外傷後ストレス障害)に罹患していたことを公表していた。写真集発売に至るまでの2年間は、苦難の連続だった。
「最初に渡邊さんが注目を集めたのが、入院中にインスタグラムで発信していた日々の記録です。’23年10月には《食べられなくなった。うまく歩けなくなった。うまく指が動かなくなった》など深刻な病状を訴え、病室のベットに横たわる姿を公開。以降、体重の減少や入院生活中に感じた孤独感を赤裸々に綴り、退院後の’24年10月にPTSDを患っていたことを明かしました。
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そして、今年1月末に初のフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)を発売。そこでもPTSDに苦しんだ日々の様子が克明に記されているほか、渡邊さんは2月に応じた『週刊現代』のインタビューでも《入院して2週間が過ぎたこに、『すべてを終わらせたい』と思い、自分の身体を傷つけて死を求めてしまったこともあります。トラウマになった日と、自傷行為をした日、私は『2度死んだ』と思っています》と語るなど、壮絶な闘病生活を送っていたことがうかがい知れます」(芸能ライター)
そんな渡邊は6月13日から放送が開始されたバラエティ『昨日のアレ観』(千葉テレビ)のMCに就任したり、今回の写真集では水着カットに挑戦したりと、新たなキャリアを歩み始めている。1月のフォトエッセイ発売はその“第一歩”といえるが、発売直後は大手通販サイトでベストセラー第1位の話題を呼びながら、レビュー欄では書籍を読んですらいないユーザーによる誹謗中傷めいた“荒らし”行為の被害に遭うことも。
いっぽう、今回の写真集も各大手通販サイトで販売されているが、「(5段階評価中)星一つ」という評価こそわずかにあれど、エッセイの時のような荒らしめいた批判の声はほとんど見当たらず、絶賛の声が並んでいます。ある大手通販サイトでの、平均評価は5段階中4.4(6月30日時点)と高く、レビューでは応援の声が並んでいます。
「渡邊さんがフォトエッセイで何よりも伝えたかったのが、《病や逆境があったって、私は人生を諦めない》というメッセージ。自身が逆境を乗り越えた経験をもとに、傷ついた人たちがもう一度前を向けるような応援の意味が込められた内容でもありました。発売から約4カ月、自分の言葉を体現するように、渡邊さんは新たな挑戦を始め、講演活動を重ねる日々を送っています。そうした活動が身を結んだのか、写真集には応援のレビューも寄せられており、渡邊さんの前向きな姿に、世間の理解も深まってきているのではないでしょうか」(前出・芸能ライター)
渡邊は冒頭のインスタグラムのコメントに続けて、こうも伝えている。
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《SNSを通じて応援してくださる皆さまからの励ましも、本当に大きなパワーになりました。今は、立ち止まるしかなかった日々も無駄じゃなかったと思えます。本当にありがとうございました!》
応援の言葉を力に、これからも更なる活躍を遂げて欲しい。
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