ブラッド・ピット主演『F1(R)/エフワン』、Apple初のヒット作に ブラピ主演映画史上最高OP記録更新

0

2025年06月30日 19:40  クランクイン!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

クランクイン!

ブラッド・ピット主演『F1(R)/エフワン』、アップル史上最大のオープニング記録を達成  クランクイン!
 ブラッド・ピットの主演最新作『F1(R)/エフワン』が6月27日より日米同時公開を迎え、全米公開初週末の興行収入5560万ドル(約80億円)、世界で1億4400万ドル(約207億円)を記録し、Apple史上最大のヒット作となった。また、ブラッド・ピット主演映画として、『ワールド・ウォーZ』(2013)の1億1200万ドルを超えて、史上最高のオープニング記録を獲得した。

【写真】ブラッド・ピット、日本を満喫する姿がかわいすぎる! 別人級プリクラに日本食を堪能する姿など一挙紹介

 『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー監督とブラッド・ピットがタッグを組んだ本作は、F1の全面バックアップのもと世界各国の本物のサーキットコースで撮影を行うなど、リアルな映像を実現。手に汗握るレースの数々が大きな見どころとなっているが、同時にドライバーやピットクルーなど、F1(R)界で生きる人々が織りなす人間ドラマも熱く描かれる。

 Varietyによると、批評家からの評判も良く、5000万ドルから6000万ドルという大方の予想を裏切らない形となったようだ。劇場映画製作に進出して以来、マーティン・スコセッシ監督の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』やリドリー・スコット監督の『ナポレオン』といった大作の興行成績が振るわず、苦戦を強いられてきたAppleにとって、初の商業的ヒット作となった。

 同社での世界映像部門トップのジェイミー・エルリヒトは「『F1(R)/エフワン』に対する世界的な反応に興奮しており、熱狂的に受け入れてくださった観客の皆さまに感謝申し上げます」とコメント。「この成功は、ジョー(・コシンスキー監督)と製作のジェリー(・ブラッカイマー)、ブラッド、そして(F1チャンピオンの)ルイス(・ハミルトン)のビジョンと、全キャストとスタッフの献身の賜物です。F1とタッグを組み、彼らはこのスポーツのエネルギーと魂を捉えた感動的な映画の旅を創造しました」と明かした。

 なお、同作には、約2億5000万ドルから3億ドルとされる製作費が投じられ、数百万ドルに及ぶとみられる広告費はこれに含まれていない。また、Appleには配給部門がなく、ワーナー・ブラザースに劇場公開するための料金を支払っており、さらに興行成績に応じてワーナー・ブラザースに支払う配給料も加わる。

 従来のスタジオと異なり、Appleでは劇場公開映画やオリジナル番組を自社のテクノロジーとストリーミングサービスApple TV+のマーケティング手段と捉えており、厳格な黒字化を求めていないそうだ。
    ニュース設定