河合優実&高田万作、シム・ウンギョン主演『旅と日々』に出演 予告編解禁

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2025年07月01日 15:31  cinemacafe.net

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『旅と日々』© 2025『旅と日々』製作委員会
シム・ウンギョン主演映画『旅と日々』の予告編とティザービジュアルが公開された。

本作は、つげ義春の「海辺の叙景」「ほんやら洞のべんさん」を原作に描く、脚本家の李(シム・ウンギョン)が旅先でのべん造(堤真一)との出会いをきっかけに、人生と向き合っていく過程を李本人が綴っていく物語。

公開された映像では、たどり着いた宿で宿主・べん造に「幸せな気分さ、なる話はどうだや?」と問いかけられる李。うどんを満足そうに頬張り、雪の中でうっとりするように周囲の音に耳を澄ませ、行動のひとつひとつに人間味あふれる李のキャラクターの魅力が詰まっている。

「なしてこんなとこ来たの?」と尋ねられ、「なんとなくです」と答える李に呼応するように、夏の海で「なんにもしたくなくて」と答える渚(河合優実)の姿が映し出される。そんな雪深い山奥と夏の海辺の風景が行き交う映像、「毎日が旅の途中だ」というコピーそのままに、観る者は日常と非日常が交錯する旅路へと思わず引き込まれる。

音楽を担当したのは、三宅唱監督作品には欠かせないHi'Spec。李が旅先で出会う風景や人々、そしてその中で紡がれる物語に、どこか懐かしくも新たな感覚を与える。

映像と合わせて、河合優実、高田万作の出演が明らかに。河合は「『きみの鳥はうたえる』が大好きで、いつか三宅監督とご一緒したいと思い続けていたので、すごく嬉しかったです」と参加を喜び、「最初に、『監督と演者というより、一緒に作っていく人として接します』と言ってくださったのですが、それがすごく嬉しかったです。三宅さんは気さくで話しやすい方ですが、環境づくりはとにかく丁寧で、素晴らしい現場でした」と撮影をふり返る。

高田は「ただそこに立って、風を受けながら、場所に身を委ねる。旅なんてそれだけで十分だと思える映画でした。言葉に囚われていた主人公が、この旅を通して少しずつほどけていく様な感覚が、皆さんにも伝わればいいなと思います。素敵な作品に関わることが出来て光栄でした」と完成した本作を観た感想を語った。

またティザービジュアルでは、雪景色の中に佇む李と、木桶をのぞき込むべん造、海辺を歩く渚が、いずれも遠景から配置されたレイアウトに。クレジットにて、つげ義春作品に欠かせない佐野史郎の出演が明かされ、過去三宅監督作品に出演してきた斉藤陽一郎、松浦慎一郎、足立智充、梅舟惟永らが名を連ねている。

そして、執筆活動に一心に取り組む李、どこかおかしみのある李とべん造が囲炉裏を囲む姿、夏の海で風を受ける渚と夏男の場面写真も合わせて公開された。

『旅と日々』は11月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、テアトル新宿ほか全国にて公開。

※高田万作の「高」は、正しくは「はしごだか」





(シネマカフェ編集部)

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