
【写真】不条理とナンセンスの名手がずらり! 舞台『チェーホフを待ちながら』キャスト陣
本作は、ロシアの劇作家アントン・チェーホフの“ヴォードビル”(一幕喜劇)『熊』『煙草の害について』『結婚申込』『余儀なく悲劇役者』のエッセンスを、劇団「MONO」主宰の土田英生が大胆に潤色。オムニバス形式の作品として、軽妙なやりとりのなかから日常に潜む不条理やズレをすくい上げ、笑いの中に人間の悲哀をにじませる会話劇を得意とする土田ならではの語り口で、チェーホフ珠玉のヴォードビル作品群に新たな息吹を吹き込んだ。
出演は、中島らもが率いた「笑殺軍団リリパットアーミー」の中心メンバーとして活躍し、笑いにひそむ毒も自在に操る柔軟さと鋭さをあわせ持ち、舞台はもちろん、NHK大河ドラマ『青天を衝け』の岩倉具視役なども演じた山内圭哉が、土田作品に初参加。
続いて、自身の主宰する劇団「猫のホテル」で作・演出も手がける千葉雅子。土田とは「舞台製作事業」を共に立ち上げて以来たびたびタッグを組んできた。
さらに、本作の初演、再演にも出演している劇団「MONO」劇団員の金替康弘、劇団「ナイロン100C」所属の新谷真弓。
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まつもと市民芸術館プロデュース『チェーホフを待ちながら』は、まつもと市民芸術館 小ホールにて11月6〜9日、KAAT 神奈川芸術劇場にて11月12〜16日上演。