人生で一番の衝撃を明かした鈴鹿央士 (C)ORICON NewS inc. 俳優の鈴鹿央士(25)が1日、都内で行われた映画『ChaO』(8月15日 全国公開)ジャパンプレミアの上映前舞台あいさつに登壇し、高校時代にスカウトされたエピソードを明かした。
【写真】ドルフィンショーを楽しんでいた山田杏奈&鈴鹿央士&太田駿静 舞台あいさつには、船舶をつくる会社で働く普通のサラリーマン・ステファン役の鈴鹿、人魚の王国の姫・チャオ役の山田杏奈、たまたまステファンのことを取材することになった新米記者・ジュノー役のOCTPATH・太田駿静、青木康浩監督が登壇した。
これまでの人生で1番衝撃的な出来事について聞かれ、鈴鹿は「こすりにこすった話なんですけど」と前置きし、高校時代のエピソードを披露。「通ってた高校で映画の撮影をしますってなって、エキストラさんを募集しているので、在校生の皆さんぜひ芸能人を見に来てください、って」とし、「岡山の田舎出身だったので、そういうこともないし、友達と応募して、そこでスカウトしていただいて、いまこうしてるっていうのが一番衝撃的」と明かした。
「これがスカウトかぁ、と思って」と当時の率直な感想を語った鈴鹿。もらった名刺を両親に渡し、翌日には東京から事務所社長が岡山に来訪。「僕と母親と、その事務所の社長さんと面談みたいな」とし、「『じゃ、東京で待ってまーす』みたいな」と社長が軽快に伝えた言葉を振り返った。
本作は、『鉄コン筋クリート』(06年)『海獣の子供』(19年)『映画 えんとつ町のプペル』(20年)などを世に送り出してきたSTUDIO4°Cの最新作。描かれるのは【種族と文化を超えた恋と奇跡の物語】。オリジナルアニメーションとなる本作では、絵を1枚1枚描く手書きアニメーションにこだわり、圧倒的な作画量と斬新な処理の背景美術で、瑞々しくもかわいく人間と人魚の恋模様を描く。
6月14日にフランスで行われた『アヌシー国際アニメーション映画祭』にて長編コンペティション部門審査員賞を受賞。日本映画作品としては8年ぶりの受賞となった。7月17日から開催される北米最大のジャンル映画祭である『ファンタジア国際映画祭』のコンペティション部門にもノミネートが決定している。