与野党は3日の参院選公示に当たり、それぞれ談話を発表した。
自民党 これからのわが国のあり方が問われる。その場限りの迎合的な政策を進めれば、将来に大きな禍根を残すことになりかねない。責任政党として、将来に責任を持った政策を毅然(きぜん)と貫いていく覚悟だ。
立憲民主党 「物価高から、あなたを守り抜く」をスローガンに、暮らしに寄り添う政治の実現を掲げて戦い抜く。あすの暮らしにおびえることなく、安心して歳を重ねられる社会を取り戻すことこそが政治の責任だ。
公明党 国民生活を守る施策を進め、希望ある日本の未来を開くことができるのは、どの政党、政治家なのかが問われる選挙だ。激動する国際情勢の中で、日本のかじ取りを担っていくためには自公政権の力が必要だ。
日本維新の会 喫緊の政策課題を先送りする石破政権の信を問う、国民不在の政治と決別するための決戦だ。古い政治を打ち破る。社会保険料引き下げの改革断行を前面に掲げ、次世代のための新しい時代を切り開く。
共産党 自公を少数に追い込み、自民政治を終わらせる展望を開く選挙にしていくために全力を挙げる。新しい政治をつくる一番の力となるのは自民政治と正面から対決し、責任ある抜本的対案を示す共産党の躍進だ。
国民民主党 減税などで手取りを増やして消費を拡大し、売り上げを増やすことでさらなる賃上げにつなげる好循環をつくっていく。真面目に働けば給料が上がる社会を取り戻そう。「手取りを増やす夏」にしよう。
れいわ新選組 「失われた30年」は消費税増税と働き方の破壊の結果だ。この政治をひっくり返す。消費税を廃止し、超富裕層への累進課税を強化する。財政出動で中小零細企業を支援し、安定した雇用を創出する。
参政党 「日本人ファースト」を合言葉に国民の暮らしを豊かにする。減税と積極財政などで所得を増やし、物価高を乗り越える。過度な外国人政策の見直しや子ども1人(当たり)月10万円の給付金などを進める。
社民党 生活が苦しいという声に応えるのが政治だ。そのために自民党政治を変えるのが今度の選挙だ。社会保障を切り捨て、教育予算を増やさないのに防衛予算だけはうなぎ登り。生活を守り、人生を応援していく。
日本保守党 初めて挑む参院選だ。全員当選を目指す。消費税減税、再生可能エネルギー賦課金廃止、野放図な移民政策の是正により、失われた30年を終わらせる。