2026年参戦のキャデラックF1、ボッタスとの交渉について詳細を明かさず「複数のドライバーと話し合いを進めている」

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2025年07月03日 17:40  AUTOSPORT web

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2025年F1オーストラリアGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)とキャデラックF1チーム代表グレアム・ロードン
 11番目のF1チームとして2026年からF1に参戦するキャデラックが、今週末のF1第12戦イギリスGPでドライバー発表を行うといううわさを、チーム代表グレアム・ロードンが否定した。ロードンは、ドライバー交渉の詳細について、具体的なことを明らかにしていない。

 現在メルセデスのテスト&リザーブドライバーを務めるバルテリ・ボッタスが、キャデラックとの長期契約締結に近づいているという憶測が飛び交っている。しかし一方で、ボッタスは、アルピーヌのフランコ・コラピントの代わりに今シーズンのうちからF1レース復帰を果たす可能性を含むプランについても、検討しているといわれる。

 そんななか、ロードンは、イギリスGPの週末にドライバーについて明らかにする可能性を否定し、「シルバーストンでは何も発表しない」と述べた。

 キャデラックのドライバー候補としては、セルジオ・ペレスも名前を挙げられているが、ボッタスが依然として優先リストの上位に位置しているとみられている。

 ボッタスがジョークとしてInstagramに投稿した動画が、オーストリアGP前に話題になった。ボッタスがキャデラックのSUVのシートをなでて「良いシートだ」と言うもので、彼がチームとの交渉を示唆しているのではないかと受け取られた。この動画についてコメントを求められたロードンは笑いながら、「その投稿は見たよ。彼がキャデラックを買ったということは分かった」とだけ述べた。

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 ロードンは、ドライバー選択について、次のようにコメントした。

「良い点は、我々は今いるドライバーたちのことをよく知っているということだ。F2から上がってきた若手たちのことも、F1で豊富な経験を持つベテランドライバーたちのこともだ。そういった人々と常に話をしており、できる限りパドックで時間を共に過ごすようにしている」

 チームにとって、ドライバー選択はここまでのところ最優先事項ではなかったと、ロードンは言う。

「これまでは主に、マシンを作ることに集中してきた。(開幕戦が行われる)メルボルンにたどり着いた時に、ドライバーが乗るマシンがなかったとしたら、誰からも感謝されないだろう」

「我々は複数のドライバーと話を進めている。シルバーストンでは何も発表しないが、注目していてほしい」

 キャデラックF1チームに加入するドライバーに求める条件について問われると、ロードンは、可能な限りベストなラインアップを形成したいとのみ答えた。

「実に様々なスキルを持つドライバーが揃っていて、今のところ我々は非常に恵まれている」

「他のチームとはタイミングがずれている状況で、少し時間的な余裕がある。その時間を生かして、ドライバーラインアップを発表する際には正しい選択となるようにしたい。ファンにもその発表を楽しみにしてもらいたいし、新たなチームがグリッドに加わるということ自体にも興奮してもらえたらと願っている」

[オートスポーツweb 2025年07月03日]

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