
今日4日、気象庁は東海地方が「梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年より15日早く、昨年より14日早い梅雨明けで、1951年の統計開始以来、3位タイの早さです。
東海地方が梅雨明け 梅雨明けの基準とは?
今日4日、気象庁は東海地方が「梅雨明けしたとみられる」と発表しました。平年(7月19日ごろ)より15日早く、昨年(7月18日ごろ)より14日早い梅雨明けです。また、1951年の統計開始以来、3位タイの早さになります。
【梅雨明けが早い方から】
1位:6月22日ごろ(1963年)
2位:7月2日ごろ(2001年)
3位:7月4日ごろ(1978年)
※梅雨の期間の終わりには、平均的に5日間程度の移り変わりの期間があるとされています。この移り変わりの期間の中日を梅雨明け日として推定し、気象庁から発表されています。なお、秋になると速報として発表した梅雨入り・梅雨明け日が正しかったかどうかの検討を行い、より適切な「移り変わりの期間」があれば、そちらに訂正することもあります。
東海地方 今年の梅雨期間の降水量は?
東海地方は、6月9日に梅雨入りし、今年の梅雨期間の日数は25日でした。平年の43日と比べ、かなり短い梅雨となりました。
梅雨期間の降水量は、愛知県や岐阜県では平年を上回ったものの、三重県や静岡県では平年を下回りました。特に、尾鷲市や静岡市では平年の50%前後と、かなり少ない降水量となりました。異例の早さの梅雨明けで、地域によっては渇水が心配されます。日頃から、節水を心がけるとよさそうです。
なお、名古屋では2018年以降、8年連続、梅雨期間の降水量は平年を上回っています。
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週間天気 一段と暑く 梅雨明けしたものの局地的な大雨には注意が必要
東海地方は、向こう一週間は晴れる日が多く、猛烈な暑さが続く見込みです。熱中症警戒アラートが、今日4日は三重県に発表されていますが、明日5日以降も発表される所がありそうです。運動は原則中止の危険な暑さです。なるべく涼しい環境で、こまめな休憩や水分補給を心掛けましょう。
また、晴れて日差しが届く日が多くなりますが、湿った空気の影響で安定した晴天は少ない見込みです。晴れていても、急な雨や雷雨に注意が必要な日が続く見込みです。山や川など、屋外のレジャーは天気の急変にご注意ください。