巡回医師「できる限り支援」=群発地震、心のケアに注力―悪石島

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2025年07月04日 16:31  時事通信社

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時事通信社

 希望者の島外避難が始まった悪石島(鹿児島県十島村)で巡回診療を続ける鹿児島赤十字病院(鹿児島市)の永井慎昌副院長(64)が4日、オンライン取材に応じた。永井さんは「強い揺れが続き、住民の不安感が強まっている。できる限りの支援をしていきたい」と力を込めて語った。

 同病院の巡回診療は月1回で、永井さんは約23年前から参加している。直近では群発地震が始まった6月21日の3日後に訪島し、10人ほどを診察した。震度1、2の揺れでも夜中に起きて眠れないという人や不安がる人が多くいたという。

 永井さんは「地震によるストレスでうつになったり、不眠症になったりする恐れもある」とした上で、「心のケアとして話を聞いてあげることが重要。島外避難した方も含め、体調管理などの支援を継続していきたい」と話した。 
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