写真 「アナップ(ANAP)」を展開するANAPホールディングスが、7月4日付の人事を発表した。代表取締役会長の川合林太郎氏が代表取締役社長に就任し、取締役社長の湯浅慎司氏は取締役へと降格する。
同社は、2024年8月には経営体制の抜本的な改善を図るため新社長に若月舞子氏を起用。2025年1月には持株会社制へと移行し、子会社 ANAPの社長に若月氏が、ANAPホールディングス社長には湯浅氏が就任した。
新社長の川合氏は、住友商事ロシア現地法人への駐在を経て、2005年にソフトウェアの開発などを手掛けるカスペルスキー ラブズ ジャパン(KasperskyLabsJapan)の代表取締役社長に就任。2021年9月からは、暗号資産交換のバックオフィスを行うイフィネクスジャパン代表取締役社長を務め、2025年1月にANAPホールディングスの代表取締役会長に就任していた。
同社は6月に、ブランドの再構築および中長期的な成長戦略を目的に、森川マサノリによるユニセックスブランド「ベイシックス(BASICKS)」を買収。このほか、デジタル通貨を利用した新規資本戦略の一環として、資金調達額総額約114億円のうち80億円をビットコイン(BTC)で調達するなど、事業を拡大している。