アオリイカをマンボウの水槽に入れたら……? まさかの展開を捉えた動画がInstagramに投稿され、「初めて見ました!」「びっくり」と話題に。なおこちらは、記事執筆時点で170万回再生を突破、6万7000件を超える“いいね”を獲得しています。
投稿したのは、山口県下関市にある水族館「海響館(かいきょうかん)」の公式Instagramアカウント(@shimonoseki_aquarium_kaikyokan)。今回注目を集めたのは、マンボウとイカの衝撃の瞬間を捉えた映像です。
マンボウは体が大きく小回りが利きにくいため、水族館での飼育が難しい魚の一つとされています。海響館のマンボウ水槽には壁に衝突して体を傷付けないように柔らかいフェンスを設置していますが、完全に防げるわけではありません。なので、飼育員さんはできるだけぶつからない方法を日々模索しているとのこと。
今まで水槽内に水流をつけたり、照明の位置を変えてみたりとさまざまな方法を試してきたそうですが、これまでで一番良かったのは“イカを水槽内に入れたとき”だといいます。そこで今回もマンボウの水槽にアオリイカを入れてみることに。
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すると、入れた瞬間からマンボウはイカを追いかけ始め、ついにはイカ墨をかけられしまいました。びっくりしたマンボウは一時停止。しかし、その後イカ墨をモグモグと食べ始めました。野生のマンボウの胃内容物からクラゲ以外にイカの仲間がでてくることもあるので、もしかしたらおいしかったのかもしれませんね。
イカ墨を食べ終わった後、味をしめたのかマンボウは再度イカを追いかけ始め、今度は水槽の端に追いやることに成功。そして、危ないと思った次の瞬間……イカがまさかの反撃! マンボウの顔に貼りつき、一瞬のスキをついて逃げて行きました。
ここで注目してほしいのは、イカに攻撃された瞬間。多くの魚にはまぶたがありませんが、マンボウはこのときしっかりと目を閉じていることが分かります。なんとフグやサメの仲間にはまぶたに似た器官があり、こうして目を閉じることができるそうです。しかし、人のように頻繁にまばたきをするような器官ではないので、こうして目を閉じる瞬間は貴重なのだとか。
動画の投稿文には「水槽内に設置している保護用のフェンスにぶつかってしまう時に目を閉じる姿を見たことがありますが、このような一瞬の攻撃の際にも反応して目を守っているなんて驚きでした」とつづられています。どうやら、投稿した展示スタッフさんも初めて見る光景だったようですね。
おっちょこちょいなマンボウには「いや食べれへんのかーい!」「なんかアニメみたいwww」「ぎゅって目を閉じててかわいい」「ディズニーに出てくるキャラクターみたいなリアクション」「『んぎゃ』て聞こえてきそう表情」「まんぼうが目を閉じれるのにびっくり」「貴重なシーンをありがとうございます」と国内外から驚きの声が。
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また「イカ頭いい!」「警戒色から透明になった」「アオリイカくん、技ありですね」「煽りイカ」「こりゃ一杯喰われたわ」「アオリイカも食われてたまるか〜って感じやね」と、負けじと頑張るイカにも反響が寄せられました。
海響館さんは、この他にも水族館で暮らす生き物たちの日常をInstagram(@shimonoseki_aquarium_kaikyokan)とX(@shimonoseki_aq)にて公開中。また、イベントやスケジュールの詳細は公式Webサイトから確認できます。
動画提供:海響館(@shimonoseki_aquarium_kaikyokan)さん
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