<陸上:日本選手権>◇4日◇第1日◇東京・国立競技場◇女子棒高跳び決勝
日体大3年の小林美月(20)が、日本学生新記録となる4メートル31で初優勝を飾った。
父の史明さんも98年に制しており、親子優勝を達成。従来の日本学生記録(諸田実咲)だった4メートル30を2本失敗したが、2位の大坂谷明里(愛媛競技力本部)の競技終了で優勝が確定し、父の助言もあって1センチ高く設定して新記録を狙った。新たな景色を見た1本は「助走も、踏み切りも、空中も、自分で『ハマったな』という感覚。踏み切った瞬間に『これ、跳べたな』という感覚がありました」。父とは抱き合って喜び「初めて試合が終わって、優勝してハグをしてもらって、うれしかったです」と笑顔を見せた。
インスタグラムではフォロワー2・9万人を誇り、今後の日本女子棒高跳びを背負っていく存在として期待される。
「4メートル31を跳べたので、これからは日本だけじゃなく、世界でも戦えるようにレベルアップしたい。31は通過点だと思います」
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4メートル30台に満足せず、高みを目指す。【松本航】
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