「貯金が多い都道府県はどこ?」――そんな素朴な疑問をもとに、今回は全国47都道府県を対象に「一人あたり平均預貯金額」のランキングを作成しました。データは各都道府県の合計預貯金額を人口で割ったもの。高齢化率や所得水準、都市化の進み具合など、地域ごとの社会的背景が預貯金額にどう影響しているのかを垣間見ることができます。
ランキングでは、首都圏を中心とした都市部が上位に並ぶ一方、地方でも意外な県が高順位にランクインしている点にも注目です。あなたの出身地や現在住んでいる都道府県は何位に入っているでしょうか? さっそくチェックしてみましょう。
※本ランキングは、日本銀行「時系列統計データ検索サイト」による「都道府県別預貯金」(令和7年6月時点)と、総務省「住民基本台帳に基づく人口・世帯数」(令和6年)をもとに、一人あたりの平均額を算出しています。
【出典】時系列統計データ検索サイト|日本銀行
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【出典】【総計】令和6年住民基本台帳人口・世帯数、令和5年人口動態(都道府県別)|総務省
第2位にランクインしたのは「大阪府」。平均預貯金額は520.0万円で、3位以下をやや上回る水準となっています。大都市圏としての経済規模や商都としての歴史を背景に、堅実な家計運営が根付いている地域性も影響していると考えられます。企業本社も多く集積しており、都市部の経済的豊かさが数字に表れた形です。
第1位は「東京都」でした。平均預貯金額はなんと1119.1万円で、他県を大きく引き離しています。全国からビジネスパーソンが集まる経済の中心地であること、収入水準が相対的に高いこと、また高額資産を保有する高齢者世帯が多いことなどが、この高水準の背景にあると考えられます。都心部では生活費も高い一方、資産形成に余裕のある世帯が多い傾向もうかがえます。
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