
陸上の日本選手権・女子5000m決勝が4日、東京・国立競技場で行われ、田中希実(25、New Balance)が大会新記録となる14分59秒02で4大会連続5回目の優勝を果たした。9月の東京世界陸上の参加標準記録(14分50秒00)をすでに突破しているため、3位以内の内定条件を満たし4大会連続の世界陸上代表に内定した。田中は女子1500mにもエントリーし、2種目での代表を目指す。
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レースはスタートからペースメーカーの後ろに廣中璃梨佳(24、JP日本郵政G)、田中、山本有真(24、積水化学)が続いた。2周目をまえに廣中がペースメーカーを追い越す、まさかの展開に。記録を狙う廣中にピタリと田中も付いたが、徐々に遅れはじめ先頭集団は吸収された。残り4周を切ると田中が先頭に立ち、突き放した。廣中もトレードマークの赤いキャップを投げ捨てスパートしたが追いつくことができず、そのまま田中がフィニッシュした。
優勝 田中希実 14分59秒02(大会新)
2位 廣中璃梨佳 15分12秒61
3位 水本佳菜 15分13秒19
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