<巨人1−0広島>◇4日◇東京ドーム
巨人山崎伊織投手(26)が8回無失点の熱投をみせ、チームに勝利を呼び込んだ。精度良い直球と、今季から大きな武器となっている浅く握る速いフォークが威力を発揮。3安打、10奪三振でプロ自己最多128球に迫る126球を投げ抜いた。
阿部慎之助監督(46)は「もう、自分がピッチャー陣を引っ張っていくっていうね、姿も見えますし、戸郷も不調でファームにいきましたけど、より一層ね、自分が自覚持ってやってくれてるんだろうなと思ってね、いつも見てますんで」と絶賛した。
8回には広島モンテロに11球を投げて三振。1死二塁で迎えた森下との“投手対決”では粘られながらも、10球目に三振に切ってみせた。8回裏に代打を送られて降板となったが、代打出場したキャベッジが8号ソロで貴重な先制点。山崎はベンチを飛び出て喜んだ。
助っ人の値千金弾に、阿部監督は「いいきっかけにしてね、やってほしいなと思いますし、日本のピッチャーのレベルの高さをたぶん痛感して、先月はあまりいい結果を残せなかったんですけど、彼なりに必死にね、いろんな練習をして頑張っているので、これからも続けながら、いい結果が出るように頑張ってほしいなと思います」と話した。
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チームは前カードの阪神3連戦で、いずれも1点差で競り負け、同一カード3連敗を喫していた。連敗脱出に向けて快投が期待される中で「そういう時こそ、粘り強く頑張りたい」と強調していた背番号19が、有言実行のピッチングで自身の8勝目、チームとしても大きな勝利をつかみ取った。
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