『べらぼう』話題を呼ぶキャスティング 芸人・声優・文化人…豪華すぎる顔ぶれにネット沸騰

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2025年07月05日 10:10  クランクイン!

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大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に主演する横浜流星  クランクイン!
 折り返しに入った大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合ほか)。主人公・蔦屋重三郎(横浜流星)がいよいよ吉原から江戸の中心・日本橋へ進出し、物語は新たな章が幕を開けた。今作は、初回で綾瀬はるか演じる九郎助稲荷がスマホを持って登場するなど、斬新な演出が話題に。毎回さりげなく登場するゲストも注目され、声優・芸人、アーティストなど多彩な顔ぶれの起用が話題を呼んでいる。そこで今回は、前半に登場し、視聴者を驚かせたキャストたちを一挙に振り返る!

【写真】「気づかなかった」の声も 『べらぼう』豪華すぎるキャストたち

 本作は、“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった蔦屋重三郎の生涯を、笑いと涙と謎に満ちた物語として描く。江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれた主人公・蔦重こと重三郎を横浜が演じる。脚本を務めるのは『JIN-仁-』(TBS系)や大河ドラマ『おんな城主 直虎』、よしながふみ原作のドラマ『大奥』を手がけた森下佳子。

■素顔じゃわからない!? 「気づかなかった」の声が続出

 ドラマ開始後、第4回で大きな話題を呼んだのは、礒田湖龍斎役で登場した芸人の鉄拳。美人絵を得意とする絵師の役で、自ら筆を持ち浮世絵を描くシーンでは、持ち前の画力を発揮した。普段は白塗りメイクで年齢不詳の鉄拳だが、今回52歳で大河デビュー。その姿に「まったく気づかなかった」「まるで別人かつベテラン俳優の方って感じ」など驚く声が殺到した。

 また第3回では、米米CLUBのメンバー・ジェームス小野田が湯屋の主人役で初登場。ハットにひげとサングラスというトレードマークの姿から、白髪交じりのまげ姿に変貌し、「違いすぎるやんwww」「俺の知っているジェームス小野田さんじゃなかったので全く気付かなかった」という声が寄せられた。

 さらに第15回には、吾作役で芋洗坂係長が登場。百姓姿があまりに自然だったため、「言われないとホント分からんwww」「あの人芋洗坂係長だったのwww」と気づかない人が続出していた。


■芸人が続々登場! KOC王者から『水ダウ』ブレイク芸人も

 本作には芸人が数多く登場しており、第8回ではキング・オブ・コント王者のサルゴリラが吉原に訪れる客として、児玉智洋が「去る客」、赤羽健壱が「懲りない客」という役名で登場。第11回には人気の若手コント集団・ダウ90000から園田祥太が白河藩松平家家臣役で大河に進出。第13回にはエレキテルを作る手先の器用な町人・弥七役として片桐仁が登場。工作が得意な本人とぴったりの配役だった。



 そして第22回では、餅つきネタでおなじみのクールポコが、餅をつく人・こねる人として登場し話題に。「よいしょ〜!」と威勢よく餅をつく小野まじめと、餅をこねるせんちゃん。その横を通りかかった北尾政演(古川雄大)が、「なぁ〜にぃ〜!」とお決まりのセリフを発する粋な演出に視聴者は大喜び。このシーンを共有したインスタグラムの投稿には、「これ以上ないほどのクールポコの正しい使い方♪」「政演さんの『なぁ〜に〜!』嬉しそうに言ってたのが可愛い」と絶賛の声が上がった。

 同じく第22回から登場した前藩の江戸家老・松前廣年役には、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でブレイクした芸人・ひょうろくが抜てき。作中では、花魁・誰袖(福原遥)によって仕掛けられる“抜荷の証拠づくり”のドッキリのターゲットとなり、個性的な存在感を発揮。そんなひょうろく演じる廣年の兄で、松前家八代当主・松前道廣を演じるのが大河ドラマ初出演のえなりかずき。部下に向けて銃を撃つなど、ダークな一面を持つ道廣を、温厚なイメージのえなりが演じていることも話題だ。ひらがな芸名コンビの兄弟2人には今後も注目したい。

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 その他、第5回には、大坂の本屋・柏原屋役で吉本新喜劇の川畑泰史、第7回には彫師・四五六役でダチョウ倶楽部の肥後克広が登場。第24回には蔦重推しの女将三人組の一人として、俳優の伊藤かずえとともに、ベッキーと3時のヒロイン・福田麻貴が出演。第25回では、蔦重の義兄・次郎兵衛(中村蒼)の妻・とく役で丸山礼が大河ドラマ初登場を果たしている。

 今後の注目は、狂歌四天王の一人・宿屋飯盛役で登場するピース又吉。作家としても活躍する又吉が狂歌人役としてどのような演技を見せるか期待が高まる。





■人気声優の“顔出し”出演が熱い!

 本作では、実力派声優たちの“顔出し出演”が話題となっている。レギュラーキャストとして、声優の山路和弘が扇屋宇右衛門役で第1話から出演中。第20回からは水樹奈々が女性狂歌師・智恵内子役で登場し、大河ドラマデビューを果たした。
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 注目を集めたのは第7回。なんと4人の人気声優が一挙に出演。2度目の大河出演となる関智一が地本問屋・奥村屋源六役で、3度目出演となる高木渉が地本問屋・松村屋弥兵衛役、初大河となる中井和哉が地本問屋・岩戸屋源八役、4作目となる松田洋治が地本問屋・村田屋治郎兵衛役で登場。人気アニメで演じる声優たちの豪華集結に、SNSでは「出演者の名前みてビックリ」「関さんは声ですぐわかった」「高木刑事(高木)とスネ夫(関)とアシタカ(松田)とゾロ(中井)。なんて豪華!」など、ファンの興奮が広がった。

 第14回では、奉行の役で『NARUTO』のカカシ先生や『美味しんぼ』の山岡士郎役で知られる井上和彦が登場。通る声と自然な演技で「発声が良すぎる」と話題になり、厳しさのなかに思いやりを感じさせる名演を披露した。

 さらに今後の放送では、江戸の北町奉行・曲淵景漸役として、『ワンピース』でサンジの声優を務める平田広明が、日本橋・耕書堂の女中役として、『風の谷のナウシカ』でナウシカを演じた島本須美の出演も発表されたばかり。声優ファンにとっては、姿と声の両方で楽しめる大河ドラマとなっている。

■スポーツ、文化人、作家も! 豪華出演者が続々

 芸人・声優にとどまらず、本作には多彩な顔ぶれが登場している。第5回では、秩父・中津川鉱山の船頭役として元プロレスラーの佐々木健介が出演し、平秩東作(木村了)にスリーパーホールド風の絞め技をかける迫力演技を披露。第12回には、豪商役として落語家の林家三平が登場した。第16回では、芝居小屋の座元として、『行列のできる相談所』(日本テレビ系)でおなじみの弁護士・本村健太郎がトレードマークのメガネを外して出演し、「気づかなかった」という声が相次いだ。さらに第18回には、作家の岩井志麻子が尼・寂連役で登場し、売られていた唐丸(染谷将太)の客という設定を演じた。

 そして第23回には現役幕内力士の若元春関、遠藤関、錦木関が関取役で出演し、その豪華な顔ぶれが大きな話題を呼んだ。

 今後は紅白出場歌手・新浜レオンの出演も発表されており、さらなるサプライズキャストに期待が高まる。






■演出も話題! “●●を探せ!”&再登場キャストにも注目

 『べらぼう』では、粋な演出が随所に光っている。たとえば、初期に登場した尾美としのり演じる平沢常富は、毎話セリフが少なかったり画面の端にちらりと映り込んだりと控えめな登場が続き、「オーミーを探せ」とSNSで注目を集めた。その正体は、覆面の戯作者・朋誠堂喜三二で、物語が進むにつれ、蔦重の創作パートナーとして欠かせない存在へと変化していった。

 さらに、第19回で亡くなった伊藤淳史演じる大文字屋市兵衛が、“二代目・大文字屋市兵衛”として再登場を果たすという、まさかの展開も話題に。そして第3回に登場していた湯屋の主人役のジェームス小野田は、第20回から狂歌師・元木網として再登場。
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 また、川畑泰史演じる本屋・柏原屋や、林家三平演じる豪商といった一度きりの登場と思われたキャラクターたちも、後の回で再び登場し、視聴者にうれしいサプライズを提供している。

 こうした遊び心と意外性に満ちた演出の数々は、『べらぼう』の大きな魅力のひとつ。今後もどんなキャストや展開が待ち受けているのか、目が離せない!

 大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』はNHK総合にて毎週日曜20時放送。NHK BSにて18時、BSプレミアム4Kにて12時15分放送。

引用:大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』公式インスタグラム(@berabou_nhk)

※記事初出時、大河ドラマの出演回数に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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