「スター・ウォーズ」ダース・ベイダーの旗艦“エグゼクター”司令官役俳優が死去

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2025年07月05日 10:35  ナリナリドットコム

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映画「スター・ウォーズ」シリーズでピエット提督を演じた英国の俳優ケネス・コリーが、6月30日、ケント州アシュフォードにて87歳で逝去した。

ケネスは転倒による腕の負傷で入院後、新型コロナウイルスに感染し肺炎を併発。最期は友人たちに見守られながら穏やかに息を引き取ったという。

1937年12月7日にマンチェスターで生まれたケネスは、1961年にレスターのレパートリー劇場で舞台裏スタッフとしてキャリアを開始。ロンドンのオールド・ヴィック、ロイヤル・コート、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなど名門劇団で研鑽を積み、60年にわたる多彩な演技歴を築いた。

映画では「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」(1980年)および「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」(1983年)でダース・ベイダーの旗艦「エグゼクター」の司令官ピエット提督を演じた。

また、風刺映画「モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン」ではイエス・キリスト役を演じ、ケン・ラッセル監督作品やBBCの「尺には尺を」ではウィーン公爵役など、舞台・映像を問わず幅広い役柄で存在感を放った。

晩年も「ホルビー・シティ」や「ドクター・フー」特別編などに出演。2016年にはBBCドラマ「ピーキー・ブラインダーズ」第3シーズンでヴィンチェンテ・チャングレッタ役を務めた。

私生活では園芸や美術品収集、スポーツカーへの情熱を持ち、2014年にはロンドンのコックピット・シアターで「ゴドーを待ちながら」のエストラゴン役を演じたことを「最も愛した役」と語っていた。

「スター・ウォーズ」ファンの間では今なお愛され続ける存在であり、世界各地のイベントにも招かれていた。英国演劇界が誇る名優の訃報に、多くのファンと関係者が深い哀悼の意を表している。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250796397.html



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