
今回の放送では、古舘伊知郎さんと秋元康さんがゲストに登場。ここでは、お2人の出会いやお互いに対する分析について語ってもらいました。
(左から時計まわりに)古舘伊知郎さん、パーソナリティの玉川徹、原千晶、秋元康さん、この後の番組「ダレハナ」パーソナリティの山崎怜奈
◆交友関係が生まれたきっかけは歌番組
玉川:おふたりはずっとお友達だと伺っているんですけども、出会いはいつぐらいですか?
秋元:もう30年以上前ですかね?
古舘:もっと前じゃないですか? 80年代半ばぐらい。僕が「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ系)の司会をやっているときに、あっきー(秋元)が結婚して。当時、そんなに親しい付き合いじゃなかったんですけど、僕が何かしらのお祝いを渡したんですよ。そうしたら、あっきーがすごいお返しをくれたんです。
秋元:40年近くの付き合いになりますね。
|
|
秋元:そうですね、ときどきね。
古舘:僕が「報道ステーション」(テレビ朝日系)を辞めてから2年ぐらいのあいだ、よく飲みに誘ってくれたんですよ。で、行くと僕は長居をするんもんだから、それから嫌われて5年ぐらい呼ばれていないです。
秋元:そんなことないじゃん(笑)!
古舘:最近はまた「飲みに行こうよ」とか言ってくれるんですけど、嬉しいんですよ。あっきーに呼ばれると、どこか“ねじくれた恋心”みたいなのがあるんですよ。なぜかと言うと、この人の言語感覚っていうか、言葉の紡ぎ方、歌詞がやっぱり普通じゃないんですよ。
僕はスポーツ実況アナとして、「事象をどう描写して面白くするか」ってことばかりやってきた人間ですけども、秋元康の言葉のファンタジー世界には限りない憧れがあるんです。秋元康に対する強烈なミーハー根性を僕は持っています。
|
|
玉川:秋元さんは古舘さんにどういう印象を?
秋元:登場して何分か経っていますけど、すっごく喋るでしょう(笑)?
玉川:おふたりで飲みに行かれているときもそうなんですか?
秋元:ずっと喋っていますよ。でも、それが面白いんですよね。古舘さんの喋りって、一つひとつがエッセイなんですよ。いろんな物を見ていて、その着眼点が鋭い。「こういう風に考えるんだ」って毎回思うんです。
好きなエピソードがありまして。昔、若い女性が「私はテレビを観ないんです。洋画が好きです」と言っていたんです。
そうしたら、古舘さんが「あなたは英語が喋れるの?」と突っ込むんですね。女性が「喋れないので字幕です」と答えると、古舘さんは「あなたは洋画ではなく(翻訳家の)戸田奈津子さんのファンなんですよ。あなたは戸田奈津子に泣き、戸田奈津子に笑っているんです」とか言うわけです(笑)。これは名言ですよ。
古舘:その発言をあっきーが褒めてくれたんですよね。自分がふと言ったことを彼にピシッと分析されたらやっぱり嬉しいものですよね。
◆実は“下ネタ好き”の玉川?
玉川:おふたりでお酒を飲んでいるときって、そんなハイブローな話をしてるんですか(笑)?
秋元:いやいや、全然!
古舘:下品か下世話、あるいはむごい、ぐちゃぐちゃな話をしていますよ
玉川:どんな話をされるんですか?
古舘:ここではちょっと……言えない話です。
|
|
玉川:本当は下ネタとか大好きです。
秋元:それ、もっと出したほうがいいんじゃない?
玉川:ここでですか? リリー・フランキーさんみたいになっちゃいますよ(笑)。
古舘:「モーニングショー」で“玉川キャラ”が不動になっている今だからこそ、ラジオではもっと脱線したほうがいい。
玉川:おふたりとも本気で言ってます(笑)?
古舘:本気で言っています! あっきーはラジオ局でいろいろ企画を通して、実際にやっている人じゃないですか。そういう人が言っているんだから間違いないですよ! ここで下ネタとか不埒なことを言ってくれたら、最高の二刀流だなって自分は思います。
<番組概要>
番組名:ラジオのタマカワ
放送エリア:TOKYO FM
放送日時:毎週木曜 11:30〜13:00
パーソナリティ:玉川徹、原千晶
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/tamakawa/
番組公式X:@radio_tamakawa
動画・画像が表示されない場合はこちら