渡辺謙『NHK大河ドラマ』歴代視聴率1位の主演作を振り返る「僕にとってはすごく大きな財産」

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2025年07月05日 11:10  TOKYO FM +

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渡辺謙『NHK大河ドラマ』歴代視聴率1位の主演作を振り返る「僕にとってはすごく大きな財産」
アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディア・フレンズ」(毎週月曜〜木曜11:00〜11:30)。

今回の放送ゲストは、現在大ヒット公開中の映画「国宝」に出演する俳優の渡辺謙さん️。
この記事では、若かりし頃のエピソードなどについて語っていただいたパートを紹介します。


坂本美雨、渡辺謙さん



◆劇団員から始まり、ハリウッド、ブロードウェイへ

坂本:謙さんは、私が物心ついたときからもうスターだったので、「そういえば、ルーツってどんなところにあるんだろう?」と思ったのですが。新潟生まれで、最初は演劇集団・円(えん)の研究生だったそうですね。

渡辺:はい。中高は吹奏楽で、ずっとトランペット吹いていました。だから音楽のほうが僕にとっては身近だし、そういうのを生業にしたいとずっと思っていたのですが、才能がないことに早めに気づいたので、「役者にでもなってみるか」みたいな。やっぱり、何かを表現したかったんでしょうね。

坂本:最初は蜷川幸雄さん演出の舞台「下谷万年町物語」で、研究生時代から主役をやられていたと。

渡辺:研究生2年目だったので目に留めてもらって。蜷川さん演出、唐十郎さん作という非常に外連味(けれんみ)たっぷりの舞台をやりました。当時の西武劇場(現・PARCO劇場)で、エキストラの方が80人くらい出る、ほぼ男だらけの舞台。鍛えられましたね。まだコンプライアンスとかがない時代だったので、灰皿が飛び交うような(現場でした)(笑)。

坂本:その噂は本当だったんですね(笑)。

渡辺:でもね、絶対にけがをさせたり、割れたりしないアルミの灰皿なんかを、「俺はコントロールがいいんだ!」とか言いながら投げていましたね(笑)。

坂本:そうですか(笑)。それから時間が経ちまして、1987年に大河ドラマ「独眼竜政宗」(1987年)で主演をつとめ、平均視聴率は大河ドラマ史上歴代1位。まだ破られていないそうですね。

渡辺:この頃は、土曜日の再放送しかなかったんですよ。だから日曜日を逃すと、月曜日に話題についていけないぐらいの感じで。いい時代でしたね。しかも、錚々(そうそう)たる方々がお出になってくださって、いろんな方のお芝居が見られたので、それも僕にとってはすごく大きな財産でしたね。



来週のゲストは7月7日(月)三浦大知さん、8日(火)mekakusheさん、9日(水)大貫妙子さん、10日(木)高島礼子さんです。

<番組概要>
番組名:坂本美雨のディア・フレンズ
放送日時:毎週月曜〜木曜11;00〜11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/
番組公式X:@dearfriends80
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