WEST.桐山照史(35)が5日、東京・THEATER MILANO−Zaで、主演舞台「泣くロミオと怒(いか)るジュリエット2025」(6日から同所ほか)取材会と公開ゲネプロに登場した。
劇作家・演出家の鄭義信氏がシェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」を大胆に翻案した“異色のロミジュリ”。20年の上演時は新型コロナウイルスの影響で、途中で公演中止となった同作の“再演”となる。
桐山は「パワーアップした舞台を1人でも多くの方に届けたい。前は止まってしまった経験もありますから、最後まで全員で走り抜けたい」と意気込んだ。
20年の初演に続き、桐山が吃音(きつおん)症に悩む奥手で泣き虫のロミオ、柄本時生(35)がダメ男に貢ぐ癖があり気が強いジュリエットを演じる。
桐山は再演の話を聞いた当時を振り返り「すぐ時生に連絡したんですよ。5年前でも体力的、精神的に本当に大変な舞台で、5年経った僕らは今年36の年で…」としみじみ。「もう1回みんなで走りきれるのはうれしいんですけど、日々疲れがとれない。起きる時間がちょっとずつ遅くなってきた」と笑いを誘った。
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柄本も「(演出の)意図からずれないよう綱渡りで、精神的にすり減らしていくような芝居だった。結構大変だったのは覚えてました。桐(山)くんから連絡をもらってうれしかったのと同時に、やろうという気になりました」とした。
せりふは全編関西弁でオールメール(全員男性キャスト)。新キャストの渡辺いっけい(62)が「女優さんがいない」とこぼすと、女性役の八嶋智人(54)が「ここにいるだろ! 僕らのことを少しいやらしい目で見ていた」とツッコみ、柄本も「ちらっと見てくる」と同意した。
桐山は「見てくださる人、多分ほぼ皆さんがなる現象なんですけど、時生くんが一幕終わる頃にはもうめちゃくちゃかわいく見えてるんですよ」とし、渡辺も「2人とも板の上ではやっぱり女」とうなずいた。八嶋は「なんか稽古場でみんな優しくしてくれる。重たいものを持ちそうなとき、順番後にしてもらえる」と笑顔を見せた。
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