
WEST.の桐山照史さん、俳優の柄本時生さんが出演する『泣くロミオと怒るジュリエット2025』の囲み取材が5日行われ、共演の八嶋智人さん、渡辺いっけいさん、演出の鄭 義信さんとともに公演への意気込みを語りました。
【写真を見る】【WEST.桐山照史】ジュリエット役の柄本時生を絶賛「めちゃくちゃ可愛く見える」 そんな柄本は “おらYouTuberになる”
初日を前に「稽古は十分にやった」と語るロミオ役の桐山さんは、再演の話を聞いて “オファーをいただいた時は嬉しかったんですけど、すぐに時生に連絡しました。5年前でも大変だったのに、僕ら5年経って36の年で「できるのか?!」って。八嶋さんには、たまたまご飯屋さんで会った時に「絶対出てください」ってお願いしました” と、出演をするのに少し覚悟が必要だった様子。
ジュリエット役の柄本さんは “(前回が)綱渡りで精神的にすり減らしていく芝居で、大変だったのは覚えていて。だけど、桐くんと連絡を取った段階で「やろう!」という気にはなりました” と心境を語りました。
オールメールで演じられる今作の魅力を桐山さんは ‟観てくれた人に起こる現象なんですけど” と切り出しました。 “「THE・男の子」の時生くんが、1幕が終わる頃にはめちゃくちゃ可愛く見えていて。凄く魔法がかかるタイプなので、それを味わってもらいたい” と、女性役を演じる柄本さんを大絶賛。柄本さんと同じく女性を演じる八嶋さんは “初めてご覧になる人には我々(柄本さんと八嶋さん)はゲテモノに見えるかもしれない” と自虐しつつ、 “我々でお客さんが涙することもあると思う” とアピールしました。
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「男子校のようだった」という稽古中の様子について、八嶋さんが ‟稽古始まって時生が携帯を自分のデスクに置いて「何しているの?」って聞いたら「おら、YouTuberになる」って宣言してびっくりしました” と暴露。
稽古中にも今作の出演者の皆さんを含めて撮影をしていたそうですが、柄本さんは「まだ何もやっていない」と告白。「WEST.」としてYouTube活動もしている桐山さんは “あんなカメラを回しているのに喋れへんYouTube、誰も観ない” と厳しいツッコミ。
続けて、柄本さんが ‟ただ弁当だけ食べている” と撮影の様子を語ると、桐山さんは ‟それはカッコいい人がやることなの!俺らはやったらアカン!!” と真剣な表情で諭しました。柄本さんは ‟ほんとだ!ねぇ、教えて!” と桐山さんに抱き着き、会場の笑いを誘いました。
最後に桐山さんは ‟今回、キャストが新たに加わってパワーアップした作品を一人でも多くの方に届けたいのと、前回は公演が止まってしまったので、最後まで走りきりたい。多分、世界で一番泥臭くて人間臭いロミジュリなので、そこを楽しんでもらえたら” と呼びかけました。
本作は、シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』を、舞台を関西の港町に・セリフを全編関西弁に、大胆に翻案した戦後の混乱期を生きる人々の純愛群像劇。2020年に初演されると、全員男性(オールメール)という異彩の設定ながら、人種間や国と国との差別・格差などの普遍的なテーマを巧みに織り込み、観客の心を鷲掴みにしました。しかし新型コロナウイルスの影響で途中で公演中止。2025年版として今回待望の再演となります。
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【担当:芸能情報ステーション】