歌手小林幸子(71)が5日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜午後2時28分=関西地区)に出演。「ニコニコ動画」に初めて出演した際に驚いたことについて明かした。
長年にわたって演歌歌手として活躍し、特に「NHK紅白歌合戦」でのド派手な衣装が注目を集めた小林。その中でも2009年に披露した、巨大ロボットのような「メガ幸子」は、ゲームのボスキャラのように見えるとして、インターネット上で「ラスボス」として若い世代の間でも話題になった。
この衣装について、小林は「今まで(の衣装)は、拍手と歓声。『すごいうれしいなあ』と。これはね、一番最後に手動でちょっと動かしたんですよ。お客さん、笑いが来た。(拍手、歓声、笑いの)3冠ですからね、もう。『笑いが来たか』と思って、私も思わず、歌いながら、笑いそうになった」と振り返った。
この「メガ幸子」のインパクトもあり、「ある時ね、ニコニコ動画からお話を頂いたんですね。その時、私、マネジャーに『ニコニコ動画って何?』って聞いた。分かんなかった」と、出演オファーがあったものの、ニコニコ動画の存在自体を知らなかったという。
「(マネジャーが)『えっ、知らないんですか? ネットですごい文化が、これからガーッてきますから』って。うちのマネジャーの方が熱量がすごく強くて、そっちの熱に『乗った』って言って」
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マネジャーの熱意に引っ張られるように出演を決めた。
すると、小林の歌にユーザーからのコメントが大量に集まり、「画面に『小林幸子、歌うめえ』って書いてあった。『ありがとうね』って言ったら、またワーッて。全部行ってこいするの。会話が」と、双方向のコミュニケーションに感心。
さらに、画面に「ラスボス」というコメントが大量に寄せられ、「ラスボスって、分かんないから…。そしたら司会の人が『リスナーがラスボスって言っているんですけど、呼んでよろしいですか? 大丈夫ですか?』って。『はい、どうぞ』って言ったら、(コメントが)バーッて。コメントで全然顔が見えない。『何これ!』って思って」。
ユーザーの反応にさらに驚いたという。
出演の反響について、「次の日、歩いてたら、学生が『ラスボス−!』って言ったんですよ。ネットって、こんなに速いの!? っていう」と、話題になる速度にもビックリした。
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この人気について「演歌の小林幸子ではまったくないんですよ、みんなは」と言う小林に、ナインティナインの岡村隆史(55)も「新しい小林幸子さんとして、ラスボスとして、ひとつのキャラとして応援してはるってことですね」と納得していた。
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