プロフィギュアスケーターの高橋大輔さん(39)とNEWS増田貴久(39)がダブル主演を務める、アイスショー「氷艶 hyoen 2025−鏡紋の夜叉−」(7日まで)が5日、横浜アリーナで開幕した。 第4弾の今回は昔話「桃太郎」の元となった「温羅伝説」を題材に、堤幸彦氏(69)の演出で大義のぶつかり合いが描かれた。荒川静香さん(43)や俳優の吉田栄作(56)らも出演。LUNA SEAのSUGIZO(55)の生演奏に乗せ「正義」と「悪」をテーマに2幕構成で開催された。
歌、殺陣、芝居、氷上で幾重にも重なるエンターテインメントに場内が酔いしれた。鬼のモデルとなった「温羅」を演じた高橋さんは、勇ましい衣装をまとってダイナミックな殺陣を披露。故郷・岡山に縁のある作品でもあり「自分のルーツと重ね合わせながら表現できることに、非常に大きな喜びと責任を感じています」とかみしめた。
桃太郎のモデルとなった「吉備津彦」を演じた増田は、元はスケート初心者。この日に向け「すてきなメンバーに囲まれて温かく、ピリッとした氷上で沢山沢山沢山沢(←トリプルアクセルくらい)お稽古しました」と猛特訓。堂々としたスケーティングでプロと共演し、「温羅」を思うシーンでは客席を練り歩きながら情感たっぷりに歌唱。“本業”の腕前で会場を物語に引き込んだ。プロスケーター×アイドルの異色タッグ。肩を寄せ合いたたえ合う2人の背中を、観客が万雷の拍手で見送っていた。【望月千草】
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