【フィギュア】住吉りをん、前夜11時半帰宅→大会出場でV「疲れを言い訳にしない」五輪へ逆算

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2025年07月06日 19:17  日刊スポーツ

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シニア女子 圧巻の演技で優勝を飾った住吉りをん(撮影・たえ見朱実)

フィギュアスケートの地方競技会「アクアカップ」は6日、アクアリンクちばで最終日を迎え、女子フリーを住吉りをん(21=オリエンタルバイオ/明大)が制した。4回転トーループは2回転だったが、残り6本は全て加点で134・98点。前日5日まで大阪で全日本合宿に参加し、帰宅は午後11時半だった。それでも出場を選び「疲れを言い訳にしないように頑張ろうと思った」とうなずいた。


26年ミラノ・コルティナ五輪へ、仕上がりが早い。グランプリ(GP)シリーズフランス杯3季連続3位の実力者は、今季もフリー「アディエマス」を継続。7月からの新シーズンに先駆け、6月29日に福岡で地方競技会に出場した。フリーのみながら、この日が“今季2戦目”。ショートプログラム(SP)は新たに「アリバ・ララバイ」を滑るが、フリーは慣れ親しんだ演目で「昨季の仕上がりより『さらに良く』という段階」とエンジン全開だ。


肝となる4回転トーループは前日までの合宿でも成功させた。精度を向上させ、10月からのGP2大会に臨みたい。今季のスタンスは「五輪を見据えながら、逆算していった自分が今、しっかりやるべきことができているか」。3枚の切符を狙いにいく。【松本航】

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