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米起業家のイーロン・マスク氏は7月5日(現地時間)、新政党「American Party」(アメリカ党)を結成したと自身がオーナーであるSNS、Xで発表した。米国民に「自由を取り戻す」としている。
マスク氏は米国の独立記念日である7月4日早朝に、アメリカ党の設立を支持するかどうかのアンケートをポストしており、その結果「2対1で新政党を望んでいることが分かった。実現するだろう!」とし、これを米国の伝統である共和党と民主党の二大政党制への挑戦と位置付けている。
新政党を立ち上げるには米連邦選挙委員会に登録する必要があるが、本稿執筆現在、登録されたという情報はない。新政党の党首を誰にするかなどは発表されていない。マスク氏は南アフリカ生まれであり、大統領選への出馬資格はない。
マスク氏は昨年の米大統領選中のドナルド・トランプ氏暗殺未遂直後、トランプ氏の支持を表明し資金も提供した。また、トランプ氏の米大統領就任後、“政府効率化局”(DOGE)の局長に就任した。
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だが、マスク氏は5月にDOGEを離れ、トランプ氏が「big, beautiful bill」と呼ぶ増税と支出計画を含む法案を公然と批判し始め、トランプ氏と決裂した。
マスク氏は6月30日、「債務上限を過去最高の5兆ドルも引き上げるこの法案の異常な支出を見れば、われわれがポーキー・ピッグ党による一党独裁の国に住んでいることは明らかだ! 国民のことを本当に考える新たな政党を立ち上げる時が来た」とポストしていた。
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