【速報】今年初 35℃以上の猛暑日が全国200地点を超える 熱中症に厳重警戒を

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2025年07月07日 15:18  日本気象協会

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日本気象協会

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今日7日は朝から全国各地で気温が上昇。午後3時の段階で、全国にあるアメダス観測点914地点中201地点で最高気温35度以上の猛暑日に。昨年2024年も7月7日に猛暑日が200地点超えとなり、2年連続七夕に記録的な猛暑。この後も気温の高い状態が続くため熱中症に警戒を。

今年初 猛暑日200地点以上

今日7日は、朝から全国各地で気温が上昇し、午後3時までには、全国のアメダス914地点中201地点で最高気温35度以上の猛暑日になっています。猛暑日が200地点以上となるのは今年初めてのことです。なお、昨年2024年も7月7日に猛暑日が200地点を超え、同じ日に記録的な暑さとなっています。7月に入ってからもしばらくは気温の高い状態が続くため熱中症に警戒が必要です。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

プレクーリングで熱中症予防

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熱中症対策の1つに「プレクーリング」があります。これは、屋外の作業などを始める前に、あらかじめ体を冷やしておくことで、作業中に体温が上がるペースを緩やかにする方法です。プレクーリングには、2つの種類があります。

1つは、体の内部から冷やす方法です。冷たい物を飲むことで、体の内部から冷やすことができますが、おすすめは「アイススラリー」です。スポーツ飲料と、凍らせたスポーツ飲料を、ミキサーで撹拌して作ります。微細な氷と液体が混ざっているので、液体だけを飲む時に比べて、冷たさがゆっくりと体の内部に浸透します。水分だけでなく、塩分や栄養素も補給できますが、一度に大量に飲むと、胃に負担をかけるので、少しずつ飲みましょう。1回に100グラム程度、数回に分けて飲むのがよいとされています。

もう1つは、体の外部から冷やす方法です。保冷剤などが体に接触するように作られたクールベストや、ファンのついた上着を着るのもおすすめです。また、水の入った器に手や足を入れて、10分程度、冷やすだけでもプレクーリングできますが、水温は10〜15℃が効果的で、温度が低すぎると血管が収縮してしまい、逆効果になります。他にも、休憩時間に、椅子に座り、手足を水につけながら、スプレーで全身に水をかけて扇風機で風を送ると、脱水状態が軽減されます。

プレクーリングは、いくつかの方法を組み合わせて実施すると、より効果的です。暑い中での作業でも、できるだけ熱中症を防いでください。

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  • ペットボトルにドリンク入れて…冷凍庫で凍らせ…ハンドタオルにくるんで鞄の中へ…2時間ですっかり液体。今でこれじゃ…高校野球の開催…時間ずらしても大丈夫かしら?観る方も命懸け。ドーム化も検討しては?
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