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心根が優しくてユーモアがあり、しかも頼りがいがある——総理大臣になってほしい人を子どもたちに聞いたところ（ベネッセコーポレーション・岡山市）、堂々の1位はドラえもんだった。自分が総理大臣になったら真っ先にやりたいことは「戦争をなくすこと」。この純粋な気持ちを実現するのは、大人たちにとって最も難しいことのように見えるのが残念だ。
今月20日に投開票が行われる参議院選挙を前に、「進研ゼミ 小学講座」の小学生3〜6年生の会員6560人を対象に、6月27〜29日に「選挙に関する意識調査」を実施。将来を担う子どもたちが「政治」や「選挙」についてどう感じているのか、どのような社会を望んでいるのかをたずねてまとめた結果。まず「7月に選挙があることを知っていますか？」という問いに「知っている」と答えた小学生は51.2%。4割が「知らない」と回答し、「分からない」と合わせるとほぼ半数になった。小学生にとって、選挙はまだあまり話題にならないものであることがうかがえる。
もし自分が総理大臣になったらという質問には、「戦争をなくす」「平和な世界にしたい」など、戦争や平和実現に関連する回答が4割と最多。続いて「物価を下げる」「教育を無償に」など、生活や経済を良くしたいという声も多かった。「AIの先生や自販機を学校に置きたい」「授業を全部オンラインにしたい」といった回答も。
総理大臣に求める人物像は「優しい人」「うそをつかない人」「みんなのことを考えてくれる人」が上位。総理大臣になってほしい人は「ドラえもん」が1位で、ほかにも名探偵コナンや鬼滅の刃の「炭治郎」や「アンパンマン」など、やさしさと正義感をもったキャラクターが多数登場した。またSnow Manなど”推し”の名前もランクイン。
「日本の社会課題の中で、一つだけよくできるとしたら？」という問いに対し、最も関心が高かったのは「地球温暖化や環境の問題」、次いで「戦争の不安」、「いじめ」など、子どもたち自身が感じる不安や違和感が浮き彫りになった。
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