パワハラ三昧だった上司の自業自得な末路 定年後に「仕事を紹介して」と泣きつくも、部下の冷静な反撃で撃沈【後編】

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2025年07月07日 17:20  キャリコネニュース

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有休申請がきっかけに上司から嫌がらせを受けるようになった50代女性。「取引先の男性と不倫をしている」といった根拠のない噂を流されるなど、今であれば、「ハラスメントで一発アウト」となる行為を毎日受けていたという。

そんな上司が定年退職後、職を求めて女性に泣き付いてきたのだ…。(文:長田コウ)

「そちらの会社で働きたいので、社長か人事部長に取り次いで欲しい」

女性に対してハラスメント行為を繰り返した自覚がないのか、と疑ってしまうレベルだ。

「『育てあげた』なんて言われるのは心外」

確かに、親会社では定年後に再雇用される社員もかなりいた。しかし、女性以外にもハラスメント行為を繰り返していた上司は、「定年再雇用での受入部署を確保できなかった」と噂で聞いたそう。自業自得ともいえるだろう。

上司は、「教育費がかかる子供がいるので他県でも良いから」と仕事を得るのに必死だったのだ。

女性は「いじめていた部下に対して採用の便宜を図ってもらおうとする態度にも十分ドン引きですが、もっとドン引きしたのはそれに続く言葉」と振り返る。

「○○さん(私)は優秀で社長からも評価されていたから、○○さんの後押しがあれば社長にも話を聞いてもらえる」
「○○さんをここまで育てあげた俺の実績を知ってる人事部長なら、きっと俺を必要としてくれる」

女性に対してハラスメントを繰り返してきた上司だとは思えないような言葉を言ってきたのだ。女性はもちろん「私レベルではお役に立てそうもありません」と大人な対応をして断ったものの、上司のメール攻撃は止まらない。最終的には、「人事部に相談してメールをブロック」したという。人事部からも上司に注意をしてもらったため、「ようやく平穏な日々」が戻ってきたそう。現在の本音をこぼしている。

「『ここまで育てあげた』と言っても、その上司と一緒に仕事をしたのは1年ちょっと。そのうちの半年はハラスメントの連続でまともに口をきく機会もなかったので、『育てあげた』なんて言われるのは心外です。そんな関係性の相手に、よく平気で就職の口利きなんか頼めるな…と、今でもドン引きしています」

未だに、上司に対する怒りは消えていないようだ。

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