スタジオカラー新作短編アニメは安野モヨコ「シュガシュガルーン」フランスでワールドプレミア上映

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2025年07月07日 20:01  アニメ!アニメ!

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『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』キービジュアル(C)Moyoco Anno / khara
スタジオカラーの新作短編アニメ『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』(シュガシュガルーンレ・ドゥー・ソルシエール)が公開された。フランスで開催中のイベント「JAPAN EXPO」でワールドプレミアを開催。上映後にはマンガ『シュガシュガルーン』の本編のアニメ化も発表となった。

7月4日、フランスのパリにて開催中の「JAPAN EXPO」にて、スタジオカラーの新作短編アニメーション発表イベントが行われた。会場YUZUステージには世界中のアニメファン約1,500人が集まり、新作のワールドプレミアの瞬間を見届けた。

ステージには、スタジオカラー所属の監督・松井祐亮とアニメーションプロデューサー・藤原滉平が登壇。シークレット上映となった短編上映後、新作短編アニメーションが安野モヨコのマンガ『シュガシュガルーン』連載20周年記念短編映像『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』であることが明かされた。

『シュガシュガルーン』は2003年から2007年に少女マンガ雑誌「なかよし」にて連載。魔界の次期クイーンを決めるため、小さな魔女のショコラとバニラが人間界に降り立ち、人間の恋するハートをめぐって勝負を繰り広げるファンタジーである。
短編『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』はマンガの前日譚にあたり、安野モヨコの監修による独自のオリジナルストーリーとなっている。

イベントでは短編制作についてのトークショーを実施。その終盤には『シュガシュガルーン』の本編アニメーションを製作することもサプライズ発表され、会場は大きな拍手に包まれた。

<以下、イベントレポート全文掲載>
本イベントは短編映像上映後、監督の松井とアニメーションプロデューサーの藤原が再登壇し、作品に込めた思いや制作エピソードが語られた。
松井は「原作では描かれていない人間界への旅立ちを前日譚として想像を膨らまして描いた」と語り、キャラクターの背景に至るまで、原作者である安野モヨコと何度も意見を交わしながら作り込んだ制作過程を明かした。
一方、藤原は「この作品を通して、スタジオカラーの新しい才能をみていただきたい」と述べ、作品の手応えを語った。

イベント中盤では、原作である『シュガシュガルーン』についても紹介。フランスを含め、全世界で展開中であることも明かされた。
あわせて、安野モヨコの作品群や、スタジオジブリ発行の小冊子『熱風』の表紙、和装ブランド「百葉堂」など、ジャンルを越えて活躍する同氏の魅力も紹介された。

終盤にはさらなる驚きの発表が。スクリーンに映し出されたのは、「『シュガシュガルーン』本編アニメーション製作決定」の文字。会場からは歓声と拍手が巻き起こり、MCから松井へ感想を問われると、「CGアニメだからこその造形の良さがあるので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。よろしくお願いします」と笑顔で応えた。
最後に松井と藤原からそれぞれ感謝の挨拶が述べられ、イベントは興奮の中、幕を閉じた。





「シュガシュガルーン」連載20周年記念短編映像『SUGAR SUGAR RUNE Les deux sorcières』

■声の出演
ショコラ・メイユール:小橋美憂
バニラ・ミュー:近貞月乃
コルドロン:宮寺智子

■スタッフ
原作:安野モヨコ
監督・脚本・画コンテ:松井祐亮
ヴィジュアルディレクター:釣井省吾
CGアニメーションスーパーバイザー:森江康太(MORIE Inc.)
モデリングディレクター:香田一成
キャラクターデザイン・作画監督:浅野直之
特殊エフェクト作画監督:吉邉尚希
色彩設計:中村絢郁(WIT STUDIO)
美術監督:中村千恵子(スタジオ心)
撮影監督:福澤瞳
編集:廣瀬清志(エディッツ)
Grading・Finishing editor:水野正毅(Khaki)
音楽:中塚武
企画・プロデュース:川島正規
アニメーションプロデューサー:藤原滉平
アニメーション制作:スタジオカラー
(C)Moyoco Anno / khara

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