日本代表初招集を受けた安藤智哉 日本代表のDF安藤智哉(アビスパ福岡)が、自身初となる日本代表の活動に向けて意気込みを語った。
3日に行われたメンバー発表会見で、日本代表に初招集を受けた安藤。7日に開幕を迎える東アジアE-1サッカー選手権2025に向けたメンバーに入り、大学時代に招集されたUー19日本代表以来となる日の丸を背負った戦いに臨む。
7日には初戦のホンコン・チャイナ代表(香港代表)戦を翌日に控え、韓国で初のトレーニングを実施。安藤は「もう明日が本番なので、準備期間は一日でしたけど、いいトレーニングができたと思います」と、一定の手応えを感じているようだ。
愛知県出身の安藤は、岡崎城西高校から愛知学院大学へと進学。2021年に当時J3に所属していたFC今治でプロキャリアをスタートさせる。2023年には大分トリニータに完全移籍しJ2にチャレンジすると、今シーズンから福岡に完全移籍しJ1の舞台へ。190cmの長身を攻守で生かし、ここまでJ1で21試合に出場し4得点を記録している。
J3でプロ入りしてから5年目で日本代表の選手にまでステップアップした安藤は「J3から積み重ねてきて、ここで結果を出して、今、J3で戦っている選手だったりに、積み重ねていけば狙えるぞということを証明できる大会にしたいと思っています」と、エリートコースではないキャリアでも日本代表に上り詰めることができることを示したいとした。
当時から日本代表については描いていたという安藤。「思ってはいましたけど、まずはJ2に上がるといったことや、小さい目標を立てながらやっていたので、コツコツやってきたという感じです」と、目の前の目標を1つずつクリアすることを大事にしてきたと語った。
その安藤には、J3時代の仲間からも多くの祝福があったようで「めちゃくちゃ連絡をもらいました。自分のことのように喜んでくれたり、『頑張ってこい』とか、すごく背中を押してもらったので、そうやって応援してくれる人たちのためにも、自分の力を表現したいと思っています」と、期待に応えたいと意気込み。周囲からは当時から日本代表への期待はかけられていたようだが、「そう言われてもたどり着けなかったり、本当に自分次第なところもあると思う。だけど、自分1人ではここまで来れていなかったので、そういった今まで携わってきた人たちへの恩返しも兼ねて、今回の大会を充実した大会にしたいと思っています」と、しっかりと結果を残し、日本代表として生き残っていくために戦って行きたいと決意を口にした。