なでしこジャパンGK平尾知佳 なでしこジャパン(日本女子代表)は7日、9日に迫った東アジアE-1サッカー選手権2025 チャイニーズ・タイペイ女子代表(台湾女子代表)戦に向けて初練習を行った。
「初めて一緒にやる選手がたくさんいるので、新しい風が吹いています。やるところはしっかりとやりたいですし、勝利にこだわるチームの雰囲気を作っていきたい」と話したのはGK平尾知佳だ。海外組を中心に臨んだ6月下旬のスペイン遠征メンバーには名を連ねず、2019年・2022年に続き自身3度目のE-1選手権に臨む。なでしこジャパンとして、そして個人としても3連覇がかかる今大会に向けて「WEリーグを盛り上げるという意味でも、E-1選手権はすごく大事な大会だと思っています。優勝してWEリーグの選手もできるところを見せたい。アジアの大会という難しさもありますが、チーム一丸となってやっていきたいです」と意気込みを語った。
6月下旬のスペイン女子代表戦は海外組、E-1選手権は国内組が中心のメンバー構成となった中、平尾自身も今夏アルビレックス新潟レディースからスペイン女子1部グラナダへの完全移籍が決定。「長い間お世話になった新潟を離れる決断をして悲しい部分もあるのですが、今は新たなチャレンジでワクワクしています」と話す。
7日には同じくE-1選手権に臨む石川璃音のエヴァートン移籍が発表となり、ウィメンズ・スーパーリーグ(イングランド女子1部)は多数の日本人選手が在籍するリーグとなった。昨シーズン、リーガF(スペイン女子1部)では小島美玖がグラナダでプレーしたが、まだまだ日本人女子選手にとっては“未開の地”。平尾は「イングランドには長年やってきた仲間たちがたくさんいるのですが、スペインはいい意味で甘えられない環境にある。スペインでも日本人が戦えるところを見せていきたい」と意気込む。なお、自身は「英語圏に行こうと思っていたので、英語を勉強していた(笑)」とのこと。「スペイン語はまた一からになりますが、うまくコミュニケーションを取って勉強していきたい」とピッチ外での成長にも意欲を示した。