竹川美子「代表曲として誰にでも知ってもらえるように」４月発売「海峡おんな船」がヒットの兆し

演歌歌手竹川美子（46）が、4月に発売した「海峡おんな船」がヒットの兆しを見せている。ビルボードチャート初登場11位、カラオケDAMの月間ランキングで16位になった。「今回は発売前からお客さんの反応がよかったんです。DAMのランキングは前も後ろも嵐の曲なんです。夢みたいですね」と話した。

03年のデビュー曲「江釣子のおんな」以来、切々と女の情念を歌い上げてきたが「海峡−」ではパンチの効いた歌声を聞かせている。「今までにないガツンとした感じの歌で、私にとっては初めて。こういういかにも演歌といった王道の勇ましい歌を歌える年齢になったんだと。切なさじゃなく、女の強さを歌えるようになりました」と笑顔を見せた。

カップリングは「美子の三原ヤッサ」。故郷・広島の民謡「三原ヤッサ節」を元にしている。「ご当地ソングを何曲か歌わせていただいてますけど、広島を題材にしたものは初めて。8月3日には三原で『三原ヤッサ』の全国大会があって、そこで歌わせていただくんです」と、故郷への凱旋（がいせん）を楽しみにしている。

夏から暮れにかけて「海峡−」で勝負をかける。「今までの曲はカラオケで若い女の人が歌ってくれていたんですけど、この曲は年上の方まで幅広い層が歌ってくれている。もちろん、男性の方にもお薦めです。私の代表曲として、誰にでも知ってもらえるように頑張ります」と話した。【小谷野俊哉】