オンラインカジノで賭博をしたとして、芸能事務所タイタン所属のお笑いコンビ「バターヤング」佐野寛(29)と、ピン芸人あさひ(36)の2人が単純賭博の疑いで8日に書類送検されたことが同日、分かった。海外で運営されているオンラインカジノサイトに、日本国内からスマートフォンなどでアクセスし賭博をした疑い。警視庁は今年に入ってから2人を任意で事情聴取をしていたという。
タイタンは3月1日、自社の公式サイトで社内調査の結果、オンラインカジノ利用者が4人いたことを明らかにして、警察の捜査にも全面協力すると発表していた。
太田光代社長(61)は8日、日刊スポーツの取材に「前日に警察から連絡があり、事務所のほうで対応してくれとのことで発表するコメントを用意しているところだった。弊社の内部調査委で明らかになって本人たちに自首させて、今回は名前の公表を避けるということだったので驚いている。弁護士とも相談して自首させたのに、書類送検の段階で名前が出るのはいかがかと思う。これが逮捕されたとかであれば別だが、名前を控えるからと自首させた意味がなくなってしまう」とし、「(2人について)責任があるので結果が出るまでは様子を見なくてはいけないが『休みます』とは言いたくない。先方がよければ働いてもらいたいくらいです。オンラインカジノはテレビとかでもPRしていて、利用した人の7割が10代から30代までと聞いています。若い人の芽をつむことになるんじゃないかと心配しています」と話した。
タイタンでは3月1日、対象者106人に内部調査を行って「これまで違法なギャンブルに対する社内教育というものを十分に行わず、それにより該当者が出てしまいましたことに対し、深くおわび申し上げます」と謝罪。該当者に対する更生プログラム(弁護士によるマンツーマン研修など)を実施。外部の弁護士を同伴させて、捜査機関に任意出頭をしていた。
該当者の実名公表については、年齢、ギャンブル依存の程度、犯行態様の悪質性の程度、捜査機関に対する予断排除の必要性から、相談の上で差し控えていた。
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