スズキ、新型ストリートバイク『GSX-8T』『GSX-8TT』を発表。2025年夏から世界展開

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2025年07月09日 18:20  AUTOSPORT web

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スズキの新型ストリートバイク『GSX-8T』(Metallic Matt Steel Green)
 7月4日、スズキはストリートバイクの新型モデル『GSX-8T』と『GSX-8TT』を2025年夏ごろから欧州、北米を中心に世界各国で順次発売を開始すると発表した。

 新型モデルの『GSX-8T』と『GSX-8TT』は、スズキの歴史を彩る過去の名⾞から個性的かつ魅⼒的な要素と新たなデザインを融合させたネオレトロなストリートバイクだ。

 丸形ヘッドライトは、過去のモデルで採⽤されていたクラシカルなフラットボトムのライトに着想を得た形状となっている一方、ハンドルバーエンドミラーが本モデルに採用され、レトロな印象を与えるモダンなエクステリアに仕立てられている。

 パワートレインには『GSX-8S/R 』で実績のある776cc水冷直列2気筒エンジンをチューニングしたものを搭載。車体は⾼い剛性のスチールフレームと軽量なアルミスイングアームが組み合わさり、高い機敏性や快適性を実現した。

 今回発表された2モデルのひとつ『GSX-8T』は、ヘッドライトからタンデムシートまで低く抑えられ、ラジエーターシュラウドからサブフレームに続く、直線的なラインが特徴。これらにより1960 年代の⾼性能ネイキッドバイクで“Titan”の愛称で知られる『T500』を彷彿とさせるデザインに仕上げられている。

 ボディカラーは、『Metallic Matt Steel Green』、『Candy Burnt Gold』、『Metallic Matt Black』の3色を用意(欧州仕様車)。シュラウドをシルバーに、⾞体後⽅をマットブラックにすることでメインカラーを際立たせる配色となっている。

 そして、『GSX-8TT』は、クラシックバイクを現代によみがえらせるという意味が込められた、ベースモデルの『GSX-8T』と普遍的という意味の『Timeless』を掛け合わせたネーミングの新型モデルだ。

 ヘッドライトカウルとアンダーカウルを採用し、1970年代のロードレーサーをイメージしたスタイルにデザインされた。フロントフォークやシュラウドがブラック、サブフレームがグレーと落ち着いた配色とすることで、デカールやホイールのアクセントカラーがより映えるカラーリングに仕立てられた。カラーラインアップは、『Glass Sparkle Black』と『Pearl Mat Shadow Green』の2色(欧州仕様車)を揃える。

 また、両モデル共通で勝負球を意味するビリヤードのエイトボールをイメージした⽴体エンブレムが両サイドのシュラウドに配されている。

 日本でのメーカー希望小売価格は正式に発表されていないものの、参考としてイギリスでの価格は『GSX-8T』が9599ポンド(約191万円)、『GSX-8TT』が9999ポンド(約199万円)だ。日本での発売日についても今回の発表では言及されていないものの、前述の通り、スズキ2025年夏ごろから欧州、北米を中心に世界各国で順次発売開始するとしている。

[オートスポーツweb 2025年07月09日]

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