最高峰クラスで唯一のタイ人ライダーであるチャントラは、7月1日にオフロードバイクでのトレーニング中に転倒し、右膝の外側側副靭帯を負傷。7月8日のチームリリースで手術が成功したことが発表され、チャントラは回復に専念するべく7月11〜13日に開催される第11戦ドイツGPとその翌週に予定されている第12戦チェコGPの2連戦を欠場することとなった。
今大会では、チャントラの代役は立てられないものの、次戦チェコGPではホンダHRCでMotoGPマシンのテストライダーを務める中上貴晶が代役参戦する予定であることも明らかとなった。
そして、ファクトリーチームのホンダHRCカストロールからは、マリーニがドイツGPから復帰することが発表された。
5月27〜28日に鈴鹿8耐に向けたHRC（ホンダ）のプライベートテストに参加していたマリーニは、テスト2日目の28日に鈴鹿サーキットの1コーナーで大クラッシュを喫し、病院へ搬送。左股関節脱臼、左膝靭帯損傷、胸骨と左鎖骨の骨折、右肺気胸の大怪我を負ったことで6月6〜8日に開催された第8戦アラゴンGPを欠場していた。
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4大会ぶりに復帰が叶ったマリーニは、身体面は完璧ではないとしながらも、「また戻ってこられて本当に嬉しい」とコメントを残している。ドイツGPの週末はリズムを取り戻すことを主な目的とすると語っているものの、昨シーズンにホンダライダーとして初ポイントを獲得したザクセンリンクでマリーニがどんな走りを見せてくれるのか注目だ。
[オートスポーツweb 2025年07月09日]
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