ヤマハXSR700 ABS(ラジカルホワイト) 7月8日、ヤマハ発動機はスポーツヘリテージバイク『XSR700 ABS』のカラーリングを変更した2025年モデルを8月8日から発売すると発表した。
『XSR700』は、スポーツネイキッドの『MT-07』をベースにネオレトロスタイルに仕立てられた、スポーツヘリテージバイク。2015年のEICMA(ミラノショー)で初公開されると、翌2016年から欧州向けにローンチされ、2017年11月より日本国内に導入された。
外観は、ヘッドランプからタンク、シートへ連なるホリゾンタル(水平な)ラインが特徴だ。前後の灯火類やメーターは丸型となっており、シンプルでレトロな雰囲気にデザインされた。
ベースであるMT-07譲りの軽量なバックボーン型鋼管フレームは、しなやかな乗り味な軽快なコントロール性に寄与。リヤフレームは整備性を重視したボルトオン式となっている。
サスペンションは、フロント周りの慣性モーメント低減を目的に正立式フロントサスペンションが採用された。モノクロスリヤサスペンションは、スペース効率を重視し、ショックユニットを水平に配置された。また、同ユニットのボディ側をエンジンのクランクケースに締結することでフレームへの負担軽減としなやかな車体バランスを実現した。
心臓部にもMT-07譲りの688cc並列2気筒水冷DOHCエンジンを搭載。3000〜6500回転という実用域で粘り強いトルクを生み出すこのエンジンに、シフトダウンせずに滑らかな加速・再加速が可能なギヤレシオのトランスミッションが組み合わさり、高いコントロール性と利便性を備えている。最高出力は54kW(73PS)/8750rpm、最大トルクは67Nm(6.8kgm)/6500rpmを発揮する。
今回発表された2025年モデルでは、カラーリングが変更された。ボディカラーは『ラジカルホワイト』と『ディープパープリッシュブルーメタリックC』の2色で、どちらも新色だ。
『ラジカルホワイト』は、ホワイトのフューエルタンクにレッドとオレンジのグラフィックが配され、往年のヤマハスポーツバイクを想起させるカラーリングとなった。『ディープパープリッシュブルーメタリックC』は、ヤマハレーシングをイメージした深く濃いブルーで、タンクのグラフィックはメインカラーを際立たせるホワイトとグレーが配色された。
メーカー希望小売価格は、100万1000円(税込)。『XSR700 ABS』の最新モデルは8月8日から発売される予定となっている。
[オートスポーツweb 2025年07月10日]